アークのキャシー・ウッド氏、テスラのライドシェア実現に期待 高い収益を予測
米資産運用会社アーク・インベストメント・マネジメントを率いるキャシー・ウッド氏は、電気自動車大手のテスラが立ち上げる予定のライドシェア事業は有望との見方を示した。
米資産運用会社アーク・インベストメント・マネジメントを率いるキャシー・ウッド氏は、電気自動車(EV)大手の米テスラ<TSLA>が立ち上げる予定のライドシェア事業は有望との見方を示した。
17日に米CNBCの番組に出演したウッド氏は、ライドシェア事業がテスラにもたらす価値について分析をした結果、テスラへの信頼を強めたと述べた。
同氏によると、ライドシェアはテスラが抱えるリスクを抑制する一方、EVよりもはるかに収益性の高い事業になると見込まれる。
また、人間が運転するライドシェア・ネットワーク立ち上げの是非を巡る議論が社内であるが、自動運転によるライドシェア・ネットワークを始めるまでのつなぎとしては非常に良いアイデアであり、実際に立ち上げを決定するとみていると述べた。
テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は、完全自動運転技術を用いてライドシェア事業に参入する構想を2019年に明らかにした。テスラ車のオーナーは自身が乗らない時間にマイカーを自動運転モードで走らせることで、収益を得られるようになると述べていた。
ウッド氏は、テスラが入手した実走データは300億マイルに及び、どの企業もこれに太刀打ちできないと指摘。自動運転技術はAI(人工知能)であり、AIの世界では最も多くのデータと最高品質のデータを持つ企業が勝つことをわれわれは知っているとし、自動運転車が成功する可能性は高まっていると述べた。
テスラ株を買い増し
テスラが暗号資産(仮想通貨)のビットコインを15億ドル分購入したことが、米証券取引委員会(SEC)に8日に提出した資料で明らかになった。
テスラの株価はこのニュースの後、値下がりした。
ウッド氏は、テスラのビットコイン購入は驚きだったと語る。この出来事の後、アークは3つのファンドがテスラ株の持ち分を増やしたことを明らかにしている。買い増した株数は合計で13万株を超える。
アークの旗艦ETF「アーク・イノベーションETF」はテスラ株8万9447株を取得。また、「アーク次世代インターネットETF」は2万9508株、「アーク・オートノマス・テクノロジー&ロボティクスETF」は1万3173株をそれぞれ取得している。
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