キャシー・ウッド氏、ピュアプレー銘柄買い拾う アーク旗艦ETFが30%下落でも
キャシー・ウッド氏率いるアーク・インベストメント・マネジメントの上場投資信託(ETF)が直近の高値から30%下落した。しかし、ウッド氏は市場の潜在的な強さは不変とみており、積極的にピュアプレー銘柄の安値を買い拾う姿勢をみせている。
キャシー・ウッド氏率いる米資産運用会社アーク・インベストメント・マネジメントの上場投資信託(ETF)が直近の高値から30%下落した。しかし、ウッド氏は市場の潜在的な強さは不変とみており、積極的にピュアプレー銘柄の安値を買い拾う姿勢をみせている。
アークの旗艦ファンド「アーク・イノベーションETF」<ARKK>は8日に5.78%下落。2月12日に付けた終値ベースでの高値から3週間余りで29.58%下落した。
5日時点でのアークの保有銘柄のトップはテスラ<TSLA>で9.99%を占める。スクエア<SQ>とロク<ROKU>がそれぞれ6.28%と5.97%でこれに続く。
ウッド氏は8日に米CNBCの番組で、最近の株価の急落には動じておらず、むしろピュアプレー銘柄を取得する良い機会とみていると述べた。
実際、アークはテスラやパランティア・テクノロジーズ<PLTR>、ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ<ZM>といった株価の下落した保有銘柄を買い増しており、同氏はアークのポートフォリオに関してますます楽観的になっていると語った。
最近の株価下落は、投資家が金利の上昇ペースを懸念しているためと同氏は述べた。2016年の大統領選で税率引き下げを公約に掲げたドナルド・トランプ氏が勝利した際にも、現在と同様の現象が生じたと同氏は説明。この時もアークの戦略はマイナスに作用したという。
市場の潜在的な強さは不変でありバリュー株や景気循環株を含む領域にまで拡大しているとし、これはアークの長期的な戦略にも合致すると同氏は指摘した。
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