アップルやマイクロソフトなど優良ハイテク株、押し目は買い—著名アナリスト
ナスダック総合指数が2月に付けた過去最高値から10%超下落して調整局面入りするなか、ウェドブッシュのアナリストはアップルやマイクロソフト、ドキュサインといった優良銘柄を安価で仕入れる好機との見解を示した。
ナスダック総合指数が2月に付けた過去最高値から10%超下落して調整局面入りするなか、ウェドブッシュの著名アナリストであるダン・アイブス氏はアップル<AAPL>やマイクロソフト<MSFT>、ドキュサイン<DOCU>といった優良銘柄を安価で仕入れる好機との見解を示した。
4日のナスダック総合指数は前日比2.11%安の1万2723.47で終了した。一時、1万2553.96まで下げ、最高値の1万4175.12からの下落率は11%に及んだ。
米マーケットウオッチが伝えたところによると、アイブス氏は今週のハイテク株の下落は金利上昇やバブル懸念を背景とするリスクオフ取引によるものと指摘。グロース株からバリュー株への資金シフトやリオープニング・トレードが活発になっていると述べた。
同氏はハイテク株が広いセクターで向こう1年で25%上昇すると予想。押し目は買いとの見方をしている。リモートワークの普及に後押しされる格好で、緒に就いたばかりのデジタルトランスフォーメーション(DX)の動きがクラウドやサイバーセキュリティ、電子商取引、5Gといった企業の間で今後数年間継続することが見込まれるとの持論を展開した。
ゼットスケーラーなど推奨
押し目買い推奨の銘柄として、アップルとマイクロソフトなどの大型ハイテク株のほかに電子署名サービスのドキュサイン、人工知能(AI)技術のニュアンス・コミュニケーションズ<NUAN>、サイバーセキュリティのゼットスケーラー<ZS>、パロアルトネットワークス<PANW>、セールポイント・テクノロジーズ<SAIL>を同氏は挙げた。
また、ディスラプティブ技術銘柄のウーバー・テクノロジーズ<UBER>とリフト<LYFT>は、リオープニングによるライドシェアの利用増加が期待できると指摘。ウーバーに関しては料理宅配の利用急増も追い風となるという。
バイデン米政権によるハイテク企業に対する規制強化の方針が長期的なリスクである一方、同政権下で米中間のハイテク戦争を巡る緊張の緩和が期待できることはプラスとみている。
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