アップルとマイクロソフト株をウェドブッシュが買い推奨 好業績を期待
ウェドブッシュのアナリストであるダン・アイブス氏はアップル、マイクロソフト、およびニュアンス・コミュニケーションズをハイテクセクターにおける買い推奨銘柄とした。いずれも1~3月期業績が市場予想を上回ると予想している。
ウェドブッシュのアナリストであるダン・アイブス氏はアップル<AAPL>、マイクロソフト<MSFT>、およびニュアンス・コミュニケーションズ<NUAN>をハイテクセクターにおける買い推奨銘柄とした。いずれも1~3月期業績が市場予想を上回ると予想している。
7日付のリポートによると、ハイテク業界全般でファンダメンタルズは引き続きしっかりしており、来月にかけて発表される1~3月期業績がハイテク銘柄を押し上げるきっかけになるとみていると明らかにした。
その上で、ローテーションに対する懸念は根強いものの、ハイテク株は年内に25~30%上昇する可能性があるとした。
アイブス氏の一押しはアップルで、スマートフォン「iPhone」の「スーパーサイクル」理論が1~3月期、および4~6月期の両四半期にわたり展開される可能性があるという。
2021年通年のiPhone販売台数について、市場予想が2億2000万台であるのに対し、同氏の試算では2億4000万~2億5000万になると指摘。これまで最高だった15年の2億3100万台を突破するとみている。中国で春節の期間に強い需要がみられたという。
同氏はアップルの目標株価を175ドルに設定。8日の米株式市場でアップルは130.36ドルで終えている。
クラウド事業に注目
同氏が次に推奨するのがマイクロソフト。クラウドサービス市場においてマイクロソフトが展開する「Azure(アジュール)」がアマゾン・ドット・コム<AMZN>の「アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)」からシェアを奪いつつあるという。
20年10~12月期の売上高の伸びはAzureが前年同期比50%増だったのに対し、AWSの売上高は28%増にとどまった。
同氏はマイクロソフトの目標株価を300ドルに置いている。8日の米株式市場でマイクロソフトは253.25ドルで取引を終えた。
ニュアンス・コミュニケーションズは病院向けのクラウドとAI(人工知能)テクノロジーの構築により業績の向上が期待できるという。
ニュアンスの目標株価は65ドル。8日の米株式市場で45.22ドルで終えている。
いずれの銘柄も投資判断を「アウトパフォーム(買い)」としている。
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