債務上限停止法案が上院で可決 デフォルト回避 バイデン氏「債務支払う」
米国の債務上限を一時停止する法案が1日、米上院で可決された。5日に米国債が債務不履行に陥るとされた問題は解決した。
米国の債務上限を一時停止する法案が1日、米上院で可決された。法案はジョー・バイデン大統領に送付され、署名・成立する。5日にも米国債が債務不履行(デフォルト)に陥るとされた問題は一気に解決した。
63対36の賛成多数で可決
上院での投票は63対36の賛成多数だった。共和党からの賛成は17、民主党(統一会派を組む無所属議員含む)からの賛成は46。共和党議員1人が欠席した。投票に先立ち、11本の修正条項も投票にかけられたが、すべて否決された。法案は5月31日に下院でも可決済みで、バイデン氏は議会通過を受けて「米国は債務を支払い、責務を果たす国であり、これからもそうあり続ける」とする声明を発表した。
採決に先立ち100人の上院議員全員が審議を簡略化して進めることに合意した。民主党のチャック・シューマー上院院内総務は投票に先立ち、「今晩のデフォルト回避に向かっている」と述べていた。
法案は債務上限の効力を2025年1月まで停止することなどを盛り込んだ内容。バイデン氏とケビン・マッカーシー下院議長が合意し、共和党が法案を提出した。イエレン財務長官は5月26日付のマッカーシー氏あての書簡で、米国債のデフォルト回避のためには、「6月5日までに議会が債務上限を引き上げるか停止する」ことが必要だと警告していた。
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