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米中貿易関連の報道を注視

Market Summary
昨日の海外外為市場は、米株安を背景に円買い優勢の展開となった。この日は、トランプ米大統領によるアマゾン批判が嫌気され、これまで米株高のけん引役だったハイテクセクターが軒並み下落。ナスダック総合株価指数は先月29日終値比193.326ポイント安の6870.119と2月8日以来となる安値水準で終えた。一方、ダウ平均は一時700ドル以上下げ、S&P500指数もローソク足の実体ベースで200日MAを完全に下方ブレイク。米株安は米長期金利の低下圧力を強め、ドル円は105.64まで下落した。クロス円も総じて円高優勢地合いとなった。

国際商品市況では、NY原油先物5月限がリスク回避相場、協調減産継続に対する不透明感そして米中貿易摩擦の動向を見極めたいとの思惑が重なり、前営業日(3月29日)比で1.93ドル安の1バレル=63.01ドルで終了。一方、NY金先物6 月限は安全資産に対する投資妙味の高まりを背景に、前営業日(3月29日)比で19.6ドル高の1トロイオンス=1346.9ドルで終了した。

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Market Analysis
現在の円相場は株式動向に左右される状況が続いている。その株式市場は米株にらみの展開となっているが、注視すべきはナスダック100のボラティリティ(VXN)がVIX指数のそれを上回る水準で再び拡大していることだろう(チャート①)。米株高のけん引役であるハイテクセクターで先行き不透明感が強まる状況は、米株全体の不透明感を強める要因となる。米株安が続けば外為市場では円高圧力が強まろう。事実、株安局面での円高というパターンは昨日も健在だった。通貨オプション市場ではドルプットオーバー(円コールオーバー)の状況となり、短期リスクリバーサルは再び下方に拡大しつつある(チャート②)。市場は明らかにドル円の下落を警戒しているが、目先ドル円のトレンドを見極める上で重要となってくるのが、①米国指標データと②米中貿易関連の報道となろう。①で注視すべきは3月の米雇用統計であることは2日のレポートで指摘済み。一方、②に関しては流動的となろう。今週は中国サイドが報復関税の措置に踏み切った点がフォーカスされているが、この状況が継続するかどうかはトランプサイドの動向次第だろう。今月上旬にも制裁対象となる約1300品目を公表する見通しだが、中国サイドのさらなる反発を招く事態となれば(その可能性は高い)、貿易戦争の激化が意識され「株安→円高」の局面が散見されよう。同時に水面下では、全面衝突回避の交渉が行われており、ポジティブな報道が見られるならば、株式市場は再び反発しよう。

ドル円のチャートポイントだが、21日MAを完全に下方ブレイクしたことで下値トライのムードが強まっている。目先のサポートポイントは、プロジェクション38.20%が位置する105.30前後となろう。この水準は先月27&28日に相場をサポートした経緯がある。105.30をも下方ブレイクすれば105.00トライを警戒したい。この水準にはビッドとオプションバリアが観測されている。一方、反発する場合は、21日MAが再びレジスタンスラインとして意識されるかどうか、この点に注目したい。このMAの突破に成功しても、三度106.50で反落する可能性がある点は要注意。ドル円のテクニカルポイントはチャート③を参照。

【チャート①:米株ボラティリティ】

VIX ボラティリティ

【チャート②:ドル円のリスクリバーサル】

リスクリバーサル

【チャート③:ドル円】

ドル円

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