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米長期金利の上昇スピードを注視

Market Summary
昨日の海外外為市場は、米ドル買い優勢の展開となった。パウエル新FRB議長は下院金融委員会の公聴会で力強い経済成長と労働市場、そしてインフレの上昇について言及。パウエル証言を受け米長期金利は一時2.925%まで上昇する局面が見られた。金利の上昇は外為市場での米ドル買い圧力を強め、ユーロドルは1.2219と今月9日以来となる水準まで下落。一方、ドル円は107.67まで上昇する局面が見られた。

米株は主要3指数がそろって下落した。タカ派的なパウエル証言と米長期金利の上昇が嫌気され、ダウ平均は前日比299.24ポイント安の25,410.03と4営業日ぶりに反落。米株高のけん引役であるナスダック総合指数も同91.11ポイント安の7330.35と、反落して終了した。NY原油先物4月限は米ドル高と株安が嫌気され、前日比0.90ドル安の1

バレル=63.01と反落。一方、NY金先物4月限も米ドル高が意識され、前日比14.20ドル安の1トロイオンス=1318.60と下落した。

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Market Analysis
パウエル新FRB議長は27日の下院金融委員会の公聴会で、ファンダメンタルズの堅調さを強調してきた。最も注視すべきは、労働市場の力強さについて自信を示したことだろう。パウエル氏は過去に労働市場の状況がインフレの動向を左右すると指摘していた。その労働市場について「solid growth and a strong labor market」と指摘した上で、インフレも目標の2.0%に向けて上昇するとの見解を示した。パウエル証言に肝心の米国市場は「米長期金利の上昇 / 株安」で反応。金利の上昇は外為市場で米ドル買い圧力を強めた。今後注視すべきは、米長期金利の上昇スピードにあろう。昨日は一気に3.0%の水準を目指す状況とはならなかった。しかし、米株のボラティリティは再び上昇基調へ転じるムードが出ており、金利上昇への警戒感がうかがえる(チャート①)。本日以降、米長期金利が3.0%の水準を一気にトライ&突破する展開となれば、米株はそのスピードに対する警戒感を強め、再び株高調整地合いへ転じる可能性が高い。米株が崩れれば、世界の株式市場にもその影響が波及しよう。また、米長期金利の急上昇は米ドル高圧力を強めるだろう。米企業に対する米ドル高のネガティブインパクトおよび国際商品市況の下落の可能性も考えるならば、米長期金利の上昇スピードが目先の各市場のトレンドを左右することになろう。

ドル円は107円台へ再上昇中。目先の焦点は、短期レジスタンスラインの突破となろう。このラインの突破に成功すれば、21日MAをトライする展開を想定したい。このMAをも突破する場合は、上値攻防分岐であり且つオファーが観測されている108.00がターゲットとして浮上しよう。だが、株安圧力が強まる場合は、108円の突破すら困難になる可能性が高まろう(チャート②)。株式動向によっては、105円台へ再下落の可能性を警戒したい。直近のオーダー状況だが106.40、106.20および106.00にはそれぞれビッドの観測あり。一方、短期サポートラインおよびリトレースメント38.20%の1.2242を大陰線で一気に下方ブレイクしたユーロドルは、さらなる下落を警戒したい。次の下値ターゲットは50日MAだが、このテクニカルをも下方ブレイクする場合、1.2200下のストップを巻き込み1.21台の攻防シフトを想定したい。1.2145レベルはリトレースメント50.00%の水準にあたる(チャート③)。

【チャート①:米長期金利と米株ボラティリティ】

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【チャート②:ドル円】

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【チャート③:ユーロドル】

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