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先行き不透明感を意識する米長期金利

Market Summary

昨日の海外外為市場は米ドルの売り買いが交錯した。3月CPIは前年比で市場予想と一致。コア指数が2.0%を突破し、FEDの見立て通りインフレの加速が確認されたことで、CPI発表後は米ドル買いが散見された。だが、シリア問題を巡り米露の対立が鮮明となったことから上昇幅は限られた。FOMC議事録発表後も米ドル買いの局面が見られた。しかし、シリア情勢がネックとなりドル円は106円後半で上値がレジストされた。一方、ユーロドルは1.2360台で堅調推移となった。

米株は主要3指数がそろって反落。S&P500指数やナスダック総合はプラス圏へ浮上する局面が見られるも、シリア情勢への懸念から取引終盤に下げ幅を拡大した。NY原油先物5月限は中東の地政学リスクが供給懸念を高め、前日比1.31ドル高の1バレル=66.82と3日続伸。一時67.45ドルと、2014年12月上旬以来となる高値水準まで上昇する局面が見られた。一方、NY金先物6 月限はリスク回避相場を受け、前日比14.1ドル高の1トロイオンス1,360.0と4日続伸した。

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Market Analysis

トランプ米大統領は11日、シリア情勢を巡りツイッターでロシアに警告。これを受け外為市場では米ドル安基調が続いた。昨日の動向で注視すべきは米長期金利の動向だった。持続的な米ドル安に加え、①シリア情勢の緊迫化を背景にNY原油先物が一時3年4か月ぶりの水準まで上昇し、②3月コアCPIが前年比で2.1%まで到達しインフレの加速が確認され、③FOMC議事録では景気拡大とインフレの上昇にパウエルFRBが自信を深めていることが判明したにもかかわらず、米長期金利は2.8%の水準を割り込む展開となった。前日の米中貿易リスク後退によるリスク選好相場の状況下でも反発が限定的だった点も考えるならば、株式市場とは違い債券市場ではグローバル経済の先行き不透明感が強く意識されている。トランプリスクにより米ドル相場との相関性が崩れる局面が見られるが、米長期金利の動向はやはり米ドル相場のトレンド決定要因である。その米長期金利の上昇圧力が抑制され続ける限り、米ドル安を意識する状況が続くだろう。

ユーロドルのリスクリバーサルは、再び上方へと拡大。1.22トライの可能性は後退している。トランプリスクによる根強い米ドル安圧力と、ドラギECB総裁による域内経済にかんするポジティブなコメントが市場で材料視されている点を考えるならば、本日は1.24トライを想定したい。テクニカル面ではプロジェクション61.80%の攻防が焦点となろう。1.2400にはオファーの観測あり。一方、調整により反落する場合、下値の焦点は21日MAの維持となろう。このMAは今日現在、1.2320前後で推移中。1.2300にはビッドの観測あり。ドル円は、引き続き「米ドル安vs円安」の攻防を想定したい。だが、シリア情勢で株式が崩れる場合、ビッドが観測されている106.00トライの可能性が高まろう。106.60レベルの下方ブレイクは106.00トライのシグナルとして警戒したい。一方、上値の攻防分岐は107.50で変わらず。このレベルにはオファーの観測あり。


【チャート①:米長期金利】

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【チャート②:ユーロドル】

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【チャート③:ドル円】

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