コンテンツにスキップする

外国為替証拠金(FX)及びCFD取引はレバレッジ取引であり、元本や利益が保証されていません 外国為替証拠金(FX)及びCFD取引はレバレッジ取引であり、元本や利益が保証されていません

【ドル円 (USD/JPY)】目先の焦点は148円ミドルの攻防 / 反落しても下値は限定的か

12月の米小売売上高は個人消費の強さを示した。強い経済指標を受け米金利は反発基調を維持し、米ドル相場を下支えしている。現在の外為市場では、米ドル高と円安が同時に進行する状況にある。148円台へ上昇したドル円の次なる焦点は?注目しておきたいチャートポイントは?詳細はIG為替レポートをご覧ください。

出所:ブルームバーグ 出所:ブルームバーグ

サマリー

・12月の米小売売上高で個人消費の強さが確認された
・強い経済指標を受け米金利が上昇、米金利の上昇は米ドル高基調を支えている
・現在の外為市場では、米ドル高と円安が同時に進行する状況にある
・ドル円、今日の見通しとチャートポイントについて


個人消費の強さを示した12月の小売売上高

23年12月の米小売売上高(速報値、季節調整済み)は前月比0.6%増と、市場予想の0.4%増を上回った。自動車除く小売売上高も市場予想の0.2%増を上回る0.4%増となった。

また、コア小売売上高(除自動車、ガソリン、建材、食品サービス)は0.8%増と、市場予想の0.2%増を大きく上回った。

昨年の11月以降、個人消費は底堅さを回復している。今後も個人消費の拡大が続けば米景気の下支え要因となろう。

景気が底堅さを維持すれば、米連邦準備制度理事会(FRB)による早期の利下げ期待が後退し米ドル相場を下支えする要因となろう。

米国 小売売上高の動向:23年以降

米国 小売売上高の動向:23年以降 ブルームバーグのデータで作成

同時に進行する米ドル高と円安

12月の小売売上高で個人消費の底堅さが確認されたことで、17日の米債市場では米金利が上昇した。

10年債利回りは、昨年12月13日以来となる4.12%まで上昇する局面が見られた。一方、金融政策の方向性を織り込んで動く2年債利回りは4.37%まで上昇する局面が見られた。

米金利の上昇は外為市場で米ドル高の圧力を高めた。この日は、英ポンドなど一部の通貨を除いて米ドル高優勢の展開となった。

米ドル相場の動向:1月17日

米ドル相場の動向:1月17日 ブルームバーグの為替データで作成


米ドル相場が底堅さを維持する一方、外為市場では円安が進行している。

昨日も対主要国の通貨で円安優勢の状況となり、年初からの円安トレンドがさらに進行した。

円相場の動向:年初来

円相場の動向:年初来 ブルームバーグの為替データで作成 / 1月17日時点の動向

ドル円の見通しとチャートポイント

焦点は148円ミドルと149.15レベルの攻防
米ドル高と円安が同時に進行していることを受け、ドル円(USD/JPY)は一気に148円台へと急伸している。

昨日は、IG為替レポートで取り上げた148円ミドルの水準まで上昇する局面が見られた(高値148.52レベル)。

ドル円のチャート:日足 23年11月以降

ドル円のチャート:日足 23年11月以降 TradingViewが提供するチャートで作成


今日は週間の新規失業保険申請件数が発表される。

12月の小売売上高では、想定を超える個人消費の強さが確認された。この状況で労働市場の底堅さが新規失業保険申請件数で確認される場合は、米金利のさらなる押し上げ要因になり得る。

米金利の上昇は今の米ドル高トレンドを支えるだろう。そして米ドル高の状況が続けば、ドル円はさらに上値を目指す展開となろう。

今日もドル円が上昇トレンドを維持する場合、目先の焦点は148円ミドルの攻防となろう。この水準を完全に突破する場合、次の焦点は149円台の上昇となろう。

テクニカルの面では、フィボナッチ・リトレースメント76.4%の水準149.15レベルの攻防となるかどうか?この点に注目したい。

反落しても下落幅は限定的か
一方、日足のストキャスティクスは引き続き、引き続き短期的な相場の過熱感を示唆する状況にある(上の日足チャート、赤矢印を参照)。そしてドル円(USD/JPY)は年初から7円以上も上昇している。短期間で上昇幅が急速に拡大している状況を考えるならば、調整の反落を意識する必要がある。

上で述べた新規失業保険申請件数が米ドル安の要因となれば、ドル円は下値トライの展開が予想される。

しかし、現在の円安圧力の根強さを考えるならば、ドル円の下落幅は限定的となることが予想される。

ドル円が反落する場合は、17日のIG為替レポートで取り上げた146.60レベルと146.00レベルのサポート転換が焦点となろう。

これらの水準(146.60レベルと146.00レベル)をトライするシグナルとして、フィボナッチ・リトレースメントの23.6%水準147.54レベルおよび38.2%水準の146.93レベル(147.00レベル)での攻防に注目したい。

前者の23.6%水準147.54レベルはサポート転換の可能性がある。

ドル円が後者の38.2%水準の146.93レベルを完全に下方ブレイクする場合は、明日以降、146円台のサポート水準をトライする展開を意識しておきたい。

ドル円のチャート:1時間足 1月12日以降

ドル円のチャート:1時間足 1月12日以降 TradingViewが提供するチャートで作成

本レポートはお客様への情報提供を目的としてのみ作成されたもので、当社の提供する金融商品・サービスその他の取引の勧誘を目的とした ものではありません。本レポートに掲載された内容は当社の見解や予測を示すものでは無く、当社はその正確性、安全性を保証するものではありません。また、掲載された価格、 数値、予測等の内容は予告なしに変更されることがあります。投資商品の選択、その他投資判断の最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたしま す。本レポートの記載内容を原因とするお客様の直接あるいは間接的損失および損害については、当社は一切の責任を負うものではありません。 無断で複製、配布等の著作権法上の禁止行為に当たるご使用はご遠慮ください。

IG証券のFXトレード

  • 英国No.1 FXプロバイダー*
  • 約100種類の通貨ペアをご用意

* 英国内でのCFDまたはレバレッジ・デリバティブ取引(英国でのみ提供)での取引実績において、FX各社をメイン口座、セカンダリー口座として使用している顧客の割合でIGがトップ(Investment Trends UKレバレッジ取引レポート 2022年6月)

リアルタイムレート

  • FX
  • 株式CFD
  • 株価指数CFD

※上記レートは参考レートであり、取引が保証されるものではありません。株式のレートは少なくとも15分遅れとなっております。

モーニングメール

ストラテジストによる「本日の予想レンジとトレンド」を毎朝※無料でお届け中! ※メール送信は基本的に月~金の平日を予定しておりますが、ストラテジストの都合により予告なく送信を行わない日がございますので、予めご了承ください

弊社の個人情報保護方針・アクセスポリシーにご同意の上、申し込みください。

こちらのコンテンツもお勧めです

IG証券はお取引に際してお客様がご負担になるコストについて明確な情報を提供しています。

FX/バイナリーオプション/CFDのリーディングカンパニー。IG証券について詳しくはこちら

その日の重要な経済イベントが一目でわかるカレンダー。「予想値」、「前回値」、「発表結果」データの提供に加え、国名や影響度によるイベントのスクリーニング機能も搭載。