【ポンド円 (GBP/JPY)】今日の見通しとチャートポイント
根強い円安にサポートされ、ポンド円(GBP/JPY)は21日線でサポートされた。目先の焦点は、戻り高値の水準を見極めることにあろう。今日注目しておきたい上下のチャートポイントは?詳細はIG為替レポートをご覧ください。
サマリー
・根強い円安にサポートされ、ポンド円は21日線でサポートされた
・ポンド円の反発局面では5日線の攻防に注目したい
・しかし、上昇幅は限定的となる可能性を意識しておきたい
・下値トライの局面では、21日線と190.00レベルの維持が焦点となろう
反発の局面では5日線の攻防が焦点に
現在、IG為替レポートで注目しているクロス円がポンド円(GBP/JPY)である。昨日は21日線の維持に成功した。
対米ドルでもひとまず下落トレンドに一服感が見られる。この状況で円安優勢の状況が続く場合は、短期的な反発相場を想定しておきたい。
今日もポンド円が反発のトレンドを維持する場合は、5日線のトライおよび上方ブレイクが焦点となろう(下の日足チャート、緑ラインを参照)。
今日現在191.70台で推移しているこの移動平均線で相場の戻りが止められる場合は、地合いの弱さを市場参加者に印象付けるだろう。
一方、ポンド円が5日線を完全に突破する場合は、192.00レベルをトライするシグナルと想定しておきたい。このケースでは、先週22日の高値水準192.23レベルのトライが焦点として浮上しよう(下の日足チャートを参照)。
日足のモメンタムに大きな動きは見られないが、反発相場にあるなかでも低下のムードにある。強気地合いの勢いが後退している可能性を示唆する動きである以上、上で述べたレジスタンスの水準でポンド円の戻りが止められる展開を想定しておきたい。
ポンド円のチャート:日足23年12月以降
下値の焦点は21日線の維持で変わらず
一方、ポンド円(GBP/JPY)が下値をトライする局面では、引き続き21日線の攻防に注目したい。この移動平均線は今日現在、190.30前後で推移している(上の日足チャート、青ラインを参照)。
21日線の下方ブレイクは、190.00レベルをトライするシグナルと想定しておきたい。
なお、ポンド円のリスクリバーサルの動向を確認すると大きな変動は見られない。しかし、直近では1週間と1か月のそれらがジワリとポンドプットへ傾くムードにある(下のチャート、黒矢印を参照)。上で述べたモメンタムの動きも考えるならば、ポンド円が反発しても上昇幅が限定的となる可能性を意識しておきたい。
ポンド円のリスクリバーサル:日足 年初来
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