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円安優勢の状況が続く / 焦点は米国のインフレ指標とFOMC議事要旨

今日の焦点は、3月のアメリカ消費者物価指数とFOMC議事要旨である。内容次第で米ドル相場のトレンドを左右するだろう。これらイベントの内容は、円安のトレンドにも影響を与えるだろう。外為市場の展望は?詳細はIG為替レポートをご覧ください。

出所:ブルームバーグ 出所:ブルームバーグ

※ドル円とユーロ円の展望についてはこちらのレポートをご覧ください


サマリー

・日銀の緩和継続方針を受け円安優勢の状況が続く
・今日の注目材料は3月の米消費者物価指数(CPI)とFOMC議事要旨
・3月米CPIの結果を受けた外為市場の展望について



円安優勢の展開が続く

植田日銀総裁は10日、就任後初の記者会見に臨み現行の金融緩和政策を維持する方針を示した。円相場は円安で反応した。11日もその流れが続き主要通貨で円安が進行した。

ユーロ円(EURJPY)は21日MA(143.07レベル)でサポートされると、レジスタンスとして意識されていた145.50レベルの突破に成功。現在は146円を視野に入れる展開となっている。

一方、ポンド円(GBPJPY)は10日MA(164.59レベル)でサポートされ、上昇トレンドを維持。現在は、今月4日の高値166.40レベルの突破が焦点として浮上している。

ドル円(USDJPY)は米ドル安に圧され、133円を割り込む局面が見られた。しかし、冒頭で述べた円安にサポートされ133円台で底堅さを維持し、新たなレジスタンスの水準を探る状況が続いている。

円相場の動向:4月11日

円相場の動向:4月11日 ブルームバーグのデータをもとに作成 / 基準日:4月10日


ユーロ円とポンド円のチャート

ユーロ円とポンド円のチャート TradingViewの日足チャート:23年2月以降

注目材料は3月の米CPIとFOMC議事要旨

今日は3月のアメリカ消費者物価指数(CPI)が発表される。また、連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨も公表される。

3月の米雇用統計では、引き続き労働市場が堅調な状況にあることが示された。このタイミングで米CPIがインフレ圧力の根強さを示唆する場合、そしてFOMC議事要旨で利上げの長期化観測が高まる(利下げ期待が後退する)場合は、米金利の反発が進行することで米ドル買いの展開を想定しておきたい。

なお、5月の連邦公開市場委員会(FOMC)では、0.25%利上げの確率が70%前後で推移している(FEDウォッチ)。

5月FOMCでの0.25%利上げ確率

5月FOMCの利上げ確率 FEDウォッチのデータをもとに作成 / 12日8時30分時点

3月の米CPIと外為市場の展望

ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁はヤフー・ファイナンスのインタビューで、データ次第ではあるが、あと1回の利上げの実施とその後に停止するという見通しは妥当な出発点だと述べた。

一方、シカゴ連銀のグールズビー総裁は11日の講演で、金融システム不安がインフレをどの程度押し下げるのかについてはデータを収集する必要があり、利上げは慎重に行うべきとの見解を示した。同時に金融市場が織り込んでいる早期の利下げ転換にも慎重であるべきとの考えを示した。

彼らの主張で共通していることは、データ次第で金融政策の方向性が左右されるということである。

今日のインフレデータ(3月CPI)は、その方向性に影響を与えるデータのひとつである。ゆえに、各市場の変動要因となり得る。

米CPIでインフレ圧力の根強さがあらためて確認される場合は、金融引き締め長期化の観測が高まることで、米金利の上昇と米国株の下落が予想される。

米金利の上昇と米株安が同時に発生する場合、外為市場では米ドルが主要通貨に対して上昇するだろう。対照的にユーロやポンド、そして豪ドルや新興国通貨は米ドルに対して下落する展開が予想される。

株安となれば円高の圧力も高まることが予想される。だが、米金利の上昇とそれによる米ドル買いの圧力が勝ることで、ドル円(USDJPY)は上昇することが予想される。

一方、米CPIでインフレの鈍化傾向が確認される場合は、米金利の低下と米株高の展開を予想する。この状況では、外為市場で米ドル売りの圧力が最も高まりやすい。対照的に欧州通貨(ユーロとポンド)、豪ドルそして新興国通貨は米ドルに対して上昇する展開が予想される。

日銀の緩和政策維持が意識されているタイミングで米CPIが株高要因となれば、対円でもこれら通貨(欧州通貨、豪ドル、新興国通貨)の上昇幅が拡大することが予想される。

3月米CPIと外為市場の展望

3月米CPIと外為市場の展望

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