P&G、20日に決算発表 「コロナ勝ち組」の勢いいかに
プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)が米国時間20日朝に2020年10~12月期決算を発表する。コロナ禍の勝ち組とされ、好決算を発表してきたP&Gが勢いを維持できたかに注目が集まる。
日用品大手の米プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)<PG>が米国時間20日朝に2020年10~12月期決算を発表する。コロナ禍の勝ち組とされ、好決算を発表してきたP&Gが勢いを維持できたかに注目が集まる。
米国では新型コロナウイルスの感染拡大に伴い消費者の衛生への意識が高まり、家庭用掃除・洗剤などの日用品でプライベートブランドよりもプレミアムブランドを選択する消費者が増えた。洗濯用洗剤の場合は、より高価であっても使用量が1回分ずつに分かれたものが好まれる傾向にある。こうしたことが多くの有名ブランドを多く擁するP&Gの業績の押し上げにつながった。
20年7~9月期の売上高は前年同期比8.5%増の193億1800万ドル。洗剤・家庭用品部門が14%増と売り上げに貢献した。特別項目を除く1株あたり利益は1.63ドル。売上高、利益ともに市場予想を上回った。
P&Gは7~9月期決算と同時に、21年6月期通期の売上高を前期比3~4%増に引き上げている。以前の予想は1~3%増だった。
米国でコロナ感染者が引き続き増加するなか、消費者の衛生観念は高い状態に保たれている。P&Gにとっては心強い。
10~12月期決算の市場予想は売上高が192億7000万ドル、1株あたり利益が1.51ドル。
19日の米株式市場でP&Gは前週末比1.18ドル(0.88%)安の133.60ドルで取引を終えた。株価は20年11月に過去最高値の146.92ドルを付けた後、これまでに9%超下げている。
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