S&P500、21年末は4325に RBCが予想引き上げ
S&P500種株価指数は21年を4325で終える可能性があるとRBCが予想。米連邦準備理事会(FRB)による金融緩和策の継続により株価は支えられるとし、目標を4100から引き上げた。
S&P500種株価指数は2021年を4325で終える可能性がある。RBCキャピタル・マーケッツが予想した。米連邦準備理事会(FRB)による金融緩和策の継続により株価は支えられるとし、目標水準を従来の4100から引き上げた。
5日の米株式市場でS&P500種は4167.59で終えた。新たな目標の4325はこれよりも約4%高い水準。また実際に21年末の水準が4325になれば、年間上昇率は約15%になる。
S&P500種は4月29日に終値ベースで過去最高値となる4211.47を付けた。
RBCは4日付のリポートで、S&P500種の予想水準の引き上げについて、FRBのバランスシートが引き続き拡大することを見込んでのものと説明した。
この見通しに沿う格好で、S&P500種構成銘柄の予想株価収益率(PER)を幾分引き上げた。
S&P500種構成銘柄の1株あたり利益(EPS)については21年を187ドル、22年を200ドルと予想。それぞれ177ドルと193ドルとした従来の予想から引き上げた。従来に比べてより高い利益率を見込んでいる。
早期テーパリングがリスク
一方、年末までの間に株価が下落する局面もあると予想。株価急落を招き得る主な要因の1つとして、FRBによる予想よりも早期のテーパリングの開始を挙げた。
市場関係者の多くが22年の開始を見込むテーパリングが年内に始まれば、相場は動揺する可能性が高いと指摘している。
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