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FOMC議事要旨と米国市場の反応 / ドル円とユーロドル 目先の焦点とチャートポイント

FOMC議事要旨に対する米金利の反応は限定的。ドル円は127円台を回復するも上値の重い状況に変化なし。ユーロドルは景気の先行きリスクが相場の重石に。目先焦点と上下のチャートポイントは?詳細はマーケットレポートをご覧ください。

出所:ブルームバーグ 出所:ブルームバーグ

FOMC議事要旨と米国市場の反応


【サマリー】
・FOMC議事要旨と米国市場の反応
・米金融政策の焦点は9月会合の利上げ幅
・ドル円 目先の焦点とチャートポイント
・ユーロドル 目先の焦点とチャートポイント


FOMC議事要旨と米国市場の反応

米連邦準備理事会(FRB)は25日、連邦公開市場委員会(FOMC、5月3~4日開催分)の議事要旨を公開した。大半の参加者が6月と7月の会合で、さらに0.5ポイントずつの利上げが必要との認識を示していたことが判明した。
インフレ抑制のスタンスを鮮明にするパウエルFRBだが、短期金融市場では9月会合での利上げ幅が70%台の確率で0.25ポイントになることを予想している(本日7時時点)。インフレと大幅利上げの効果次第ではあるが、年後半にパウエルFRBは通常の利上げ幅(0.25ポイント)に戻す可能性があろう。

この点を意識してか、25日の米国株式市場では主要3指数が上昇した。一方、FOMC議事要旨に対する米債市場の反応は限定的だった。長期金利(10年債利回り)は2.75%前後で上下に振れる展開となった。


ドル円 目先の焦点と上下のチャートポイント

・上値のチャートポイント

米金利の低下が一服していることで、ドル円(USDJPY)は127円台を回復している。通貨オプション市場のリスクリバーサル(1週間)はドル・プットの流れが後退している。

今日以降の米経済指標で景気の先行きに対する市場参加者の懸念が後退すれば、米国株は続伸する可能性がある。短期的にせよ米国株が反発基調へ転じれば、米債市場では株高に追随し利回りが上昇することが予想される。この展開では、ドル円の上昇を予想する。焦点は128円前後の攻防である。今月20日以降、この水準(128.00前後)はレジスタンスのポイントとして意識されている。また今日現在、短期レジスタンスが128.00レベルと交錯している。テクニカルの面でも128円は、レジスタンスのポイントとして意識される可能性があろう。


・下値のチャートポイント

一方、ドル円(USDJPY)が反落する場合は、126.30レベルのトライ&ブレイクが焦点となろう。このレベルは半値戻しにあたり、今週24日の下落を止めた。そして昨日は陽線引けとなり、126.30レベルでの底堅さを印象付ける動きを見せた。なお、4月18日の上昇時にも相場をサポートした経緯がある。ドル円が126.30前後で何度もサポートされる場合は、126.00を下限としたレンジ相場へシフトする可能性が出てくる。

逆に、ドル円が126.30を一気に下方ブレイクする展開となれば、126円をも下抜ける状況を想定しておきたい。このケースでは、125円台の維持が焦点として浮上しよう。125.11レベルはフィボナッチ・リトレースメント61.8%の水準にあたる。

ドル円のチャート

ドル円のチャート

ユーロドルの焦点

・利上げ期待はサポート要因だが

25日のユーロドル(EURUSD)は陰線引けとなった。欧州中央銀行(ECB)はインフレを抑制するため利上げスタンスに傾斜している。これ自体はユーロ相場のサポート要因となり得る。

しかし、現在の外為市場のメインテーマは「景気」である。ロシアーウクライナ紛争の長期化と対ロシア制裁、そしてエネルギー価格の高騰に伴うインフレの高進で、欧州経済の先行きリスクは高まっている(欧州連合欧州委員会は今月16日に発表した経済予測で今年と来年の成長率予想を下方修正した)。
また、ラガルドECBが早期に利上げを実施しても、パウエルFRBとの利上げペースの差は歴然としている。これらの状況を考えるならば、ユーロドルは調整の反発を挟みながらも、上値の重い展開が続くことが予想される。


・50日線と1.04台の攻防

今日は、テクニカルの面でもユーロドル(EURUSD)の反落リスクを警戒したい。昨日は50日移動平均線(SMA)の手前で反落した。この移動平均線は3月31日に相場の上昇を止め、その後、下落トレンド形成のきっかけを作った経緯がある。その移動平均線の突破に再び失敗したということは、今後レジスタンスラインとして市場参加者が意識する可能性がある。また、1.0760レベルがサポートからレジスタンスのポイントへ転換する可能性もあろう。

ユーロドルが下落する場合、目先の焦点は1.06台の維持である。この水準をあっけなく下方ブレイクする場合は、下落幅の拡大を想定しておきたい。
だが、ECBが政策スタンスを変化させてきたことで、1.04レベルが重要サポートポイントとして意識される可能性が出てきた。FRBが9月以降の会合で、利上げ幅を通常の0.25ポイントに戻す可能性もある。1.04台での反発圧力の強さも考えるならば、ユーロドルが下落し1.04台をトライする場合、相場が何度もサポートされるかどうか?この点に注目したい。

ユーロドルのチャート

ユーロドルのチャート

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