【ユーロドル】今日の見通しとテクニカルポイント
ユーロドルは100日MAにサポートされ反発のムードにある。このトレンドが続くかどうか?は、今晩の2月米雇用統計次第となろう。目先、注目しておきたいチャートポイントは?詳細はIG為替レポートをご覧ください。
※日銀金融政策決定会合と米雇用統計の焦点についてはこちらのレポートを参照してください。
※ドル円の見通しとテクニカル分析についてはこちらのレポートを参照してください。
焦点は1.05維持で変わらず
今日のユーロドル(EURUSD)は、2月の米雇用統計後に大きく振れる展開が予想される。
通貨オプション市場では、リスクリバーサル(1ヶ月)がユーロプットへ傾く状況が見られたが、今はその動きが止まっている。予想変動率(1ヶ月)も8%台で推移しており、大きな変動は見られない。
テクニカルの面では100日MA(1.0532レベル)がサポートラインとして意識される状況にある。しかし、89日MA(1.0608レベル)がレジスタンスへ転換する可能性があること、すでに “レジスタンス転換” が確認されている1.07レベル以下で推移している状況も考えるならば、ユーロドルは引き続き1.05台を維持できるかどうか?この点が焦点となろう。
2月の米雇用統計が総じて予想以上となる場合は、「米金利の上昇→米独利回り格差の拡大」によるユーロドルの下落を想定しておきたい。
ユーロドルが100日MA(61.8%戻しの水準1.0532レベル)を下方ブレイクする場合は、1.05トライのシグナルと想定しておきたい。
ユーロドルが1.04台の攻防へシフトする場合は、IG為替レポートで注目している76.4%の水準1.0414レベルを視野に下落幅の拡大を警戒しておきたい。この水準は、昨年の11月下旬に相場の上昇を何度か止めた経緯がある。ゆえに、この水準での “サポート転換” が確認される場合は、1.04レベルが新たなサポートポイントとして意識される可能性が出てくる。
上昇局面での注目ポイント
一方、2月の米雇用統計が米ドル売りのイベントとなれば、ユーロドル(EURUSD)の続伸を予想する。このケースでは、89日MAのブレイクが最初の焦点となろう。
ユーロドルがこの移動平均線(89日MA)を難なく突破する場合は、21日MA(1.0632レベル)のトライおよびブレイクが次の焦点として浮上しよう。
しかし、ユーロドルが上2つの移動平均線を突破しても、1.07の水準を完全に突破しない限りは、1.05の攻防を意識する状況が続くと予想する。
ユーロドルのチャート
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