テスラ株、1000ドルへの上昇見込む声 20年のEV販売目標ほぼ達成
テスラは昨年のEVの世界販売台数が49万9550台だったと発表。年初に立てた50万台の計画に肉薄する結果となった。新型コロナの感染が拡大するなかでの目標の達成を受け、業績を楽観する声が多く、一部のアナリストは株価の1000ドルへの上昇を引き続き見込んでいる。
電気自動車(EV)の米テスラ<TSLA>は2日、2020年のEVの世界販売台数が前年比36%増の49万9550台だったと発表。年初に立てた50万台の計画に肉薄する結果となった。新型コロナの感染が拡大するなかでの目標の達成を受け、同社の業績を楽観する声が多く、一部のアナリストは株価の1000ドルへの上昇を引き続き見込んでいる。
テスラの20年10~12月期の販売台数は前年同期比61%増の18万570台となり、四半期ベースで過去最高を更新した。
同社は20年春、コロナの感染拡大を受け、カリフォルニア州フリーモントの主力工場の稼働を2カ月近く停止していた。
ウェドブッシュ証券のアナリストであるダン・アイブス氏は販売台数の発表の後、50万台の目標を基本的に達成したことは特筆すべきことだとし、コロナ禍で世界中で強い逆風に晒されたが、過去10カ月間にコンパクトセダン「モデル3」に力強い需要がみられたと指摘した。
また、同氏は12月30日のリポートで、22年までにテスラの販売台数が100万台に増加する可能性があるとし、中国の需要やバイデン米次期政権下で見込まれるEV優遇措置を理由に挙げた。
この中で、世界の自動車販売に占めるEVの割合は25年までに足元の3%から10%にまで増加する見通しとし、この需要のダイナミクスは今後数年間、EVのリーダーであるテスラに恩恵をもたらすとしている。とりわけ主要市場の中国でその傾向が強く、現在の販売ペースを考慮に入れれば、22年までにテスラが納車するEVの最大40%が中国向けになる可能性があるとの見方を示した。
アイブス氏は強気シナリオにおけるテスラの目標株価を1000ドルで継続した。12月31日の終値705.67ドルからは41.71%のアップサイドとなる。
基本シナリオにおける目標は715ドルで継続した。ただ、株価は31日に一時、上場来高値となる718.72ドルを付けている。
投資判断は引き続き「中立」とした。
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