テスラの目標株価1000ドルで維持 中国で28万台リコールでも—ウェドブッシュ
テスラが中国でEV約28万6000台をリコールしたことについて、ウェドブッシュのアナリストは同社の中国事業が長期的に打撃を受けることはないとの見方を示す。
電気自動車(EV)大手の米テスラ<TSLA>が中国でEV約28万6000台をリコールしたことについて、ウェドブッシュのアナリストは同社の中国事業が長期的に打撃を受けることはないとの見方を示している。
中国の国家市場監督管理総局は26日、テスラからEVの自動運転制御システムに不具合がありリコールを実施するとの届け出があったと発表した。一部の条件の下で車両が急加速する場合があるという。
不具合の解消に向け、テスラは遠隔でソフトの更新を無料で提供する。
ウェドブッシュのアナリストであるダン・アイブス氏は17日付のリポートで、主要市場の中国における痛手であり、短期的に逆風が吹く可能性があるとし、中国で長引く問題に当局が断固たる姿勢を示したと指摘した。
その上で、これは一過性の小さな問題に過ぎず、中国事業に対する強気の見方を変えるものではないと述べた。
アイブス氏は以前のリポートで、中国市場はテスラにとって「要」であると指摘。来年までにテスラの販売台数の40%を中国が占めるようになると推測している。
同氏によるテスラの投資判断は「買い」。目標株価は1000ドルで継続した。
25日の米株式市場でテスラは前日比7.95ドル(1.17%)安の671.87ドルで取引を終えた。
今回のリコールの対象は2019年1~11月に中国に輸入した「モデル3」が約3万6000台、19年12月~21年6月に中国で生産したモデル3が約21万1000台、21年1~6月に中国で生産した「モデルY」が約3万9000台。
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