テスラ目標株価を17%引き下げ、バッテリー開発に問題も—調査
テスラは次世代バッテリーの開発に問題を抱えている可能性があり、株価の上値余地は限られるかもしれない。カナコードがリポートで明らかにし、目標株価を17%引き下げた。
電気自動車(EV)大手の米テスラ<TSLA>は、次世代バッテリー(電池)の開発に問題を抱えている可能性があり、株価の上値余地は限られるかもしれない。カナコード・ジェニュイティがリポートで明らかにし、目標株価を17%引き下げた。
14日の米株式市場でテスラは前週末比7.80ドル(1.28%)高の617.69ドルで取引を終えた。
テスラは今月、顧客向けイベントで、同社史上最速の車種「モデルSプレイド」を披露した。その一方、最上級車種となる予定だった「モデルSプレイドプラス」の生産を中止すると発表した。
カナコードは14日付のリポートでモデルSプレイドを称賛。一方、プレイドプラスの生産中止は次世代バッテリーの開発での苦戦を示唆している可能性があるとの見方を示した。
テスラが「4680」と名付けた次世代のリチウムイオン電池は、直径46ミリ・長さ80ミリの寸法の円筒型。開発にはパナソニック ホールディングス<6752>が協力している。プレイドプラスは4680を最初に搭載するテスラ車になると米メディアは伝えていた。
その上で、プレイドプラスの生産中止は、4680の生産の準備ができていないことを示唆しており、家庭用蓄電システム「Powerwall(パワーウォール)」といった蓄電製品向けの次世代電池の生産能力に制約があることを示しているとした。
カナコードはテスラの目標株価を974ドルから812ドルに引き下げた。一方、投資判断は「買い」で据え置いた。
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