テスラ目標株価、基本シナリオ最高の1036ドルに オッペンハイマー
テスラの目標株価をオッペンハイマーのアナリストが1036ドルに引き上げた。基本シナリオとしてはウォール街のテスラ担当のアナリストで最高水準となる。テスラは変革をもたらすテクノロジー企業であり、大きな投資収益をもたらし得るとの見方を示した。
電気自動車(EV)の米テスラ<TSLA>の目標株価をオッペンハイマーのアナリストが1036ドルに引き上げた。基本シナリオとしてはウォール街のテスラ担当のアナリストで最高水準となる。テスラは変革をもたらすテクノロジー企業であり、大きな投資収益をもたらし得るとの見方を示した。
20日の米株式市場でテスラは続伸。前日比5.9ドル(0.7%)高の850.45ドルで取引を終えた。
オッペンハイマーは20日付のリポートで、テスラの目標株価を従来の486ドルから2.13倍の1036ドルに引き上げた。投資判断は「アウトパフォーム(買い)」で継続した。
20年11月以降、株価が2倍に上昇するなか、テスラ株の強気派は自動運転技術の実用化を期待しているという。
オッペンハイマーは、自動運転向けにレーザーで車両周辺の3次元データを測定する高性能センサー「LiDAR(ライダー)」をテスラが未だに搭載していないことを引き続きリスクとみなす一方、100万台超の車両を公道に走らせることで可能になる学習サイクルは並外れた利点になるとの見方を示す。
その上で、完全自動運転で安全性を確保するには60億マイルの試験運転が必要になるが、テスラ車1台あたりの年間走行距離を1万2000マイルと仮定した場合、テスラが「シャドーモード」で収集するデータで安全性を確保できる走行距離に到達するのに必要な期間は最大で半年だと分析した。これは競合他社よりも数年早いという。
さらに、テスラの製造工程の簡素化の取り組みは大きな成功を収めているとの見方を示した。
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