テスラ株は1000ドル超える可能性 アップル型エコシステム構築との見方
テスラはエネルギー貯蔵事業においてアップルのようなエコシステムを構築しつつあり、株価は1000ドルを突破する可能性があるとの新たなリポートが発表された。これを受けて12日の米株式市場でテスラは大きく反発した。
電気自動車(EV)大手の米電気自動車(EV)大手のテスラ<TSLA>はエネルギー貯蔵事業においてアップルのようなエコシステムを構築しつつあり、株価は1000ドルを突破する可能性があるとの新たなリポートが発表された。これを受けて12日の米株式市場でテスラは大きく反発して引けた。
テスラの終値は前週末比24.96ドル(3.69%)高の701.98ドル。1月25日に900.40ドルの上場来高値を付けた後、大幅に下落したが、約1カ月ぶりに終値で700ドルの節目を上回った。
カナコード・ジェニュイティは12日付のリポートで、テスラの目標株価を従来予想の419ドルから1071ドルに2倍以上引き上げた。足元の水準から50%以上の上昇余地があることを示している。投資判断も「ホールド(中立)」から「買い」に上方修正した。
多くのアナリストがテスラの自動運転ソフトウェアに焦点を当てている一方、カナコードはエネルギー生成・貯蔵事業に注目する。同事業に大きなチャンスがあるとし、エコシステムの構築によりバッテリー部門の売上高は2025年までに80億ドルに到達する可能性があると予想する。
イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)の意向により、テスラはEV向け蓄電池の供給不足の解消に向けて電池の内製化を進めている。こうした動きもテスラを他社よりも有利な立場に置くとカナコードは指摘。22年には蓄電池の不足は解消すると予想する。
1000ドル、あるいはそれを超える水準の目標株価を示すウォール街の主要金融機関はカナコードを含めて7社となった。
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