キユーピー、100億円の自社株買い発表 5円増配へ
キユーピーが7日の取引終了後、100億円を上限とする自社株買いの実施を発表した。また、2020年11月期の年間配当について、前期比5円増の45円とする方針を示した。
食品大手キユーピー<2809>が7日の取引終了後、自社株買いの実施を発表した。また、2020年11月期の年間配当について、前期比5円増の45円とする方針を示した。
キユーピーは、自己保有株を除く発行済株式総数の4.19%にあたる600万株、取得総額100億円をそれぞれ上限とする自社株買いを実施すると発表した。取得期間は1月8日から11月30日。
同社は取得予定の自己株式のうち、既存の自己株式と合わせて発行済株式総数の概ね5%を超える部分については、株主還元を目的に消却を予定しているという。
20年11月30日時点で発行済株式総数(自己株式除く)は1億4304万800株、自己株式数は695万9200株。
21年11月期の年間配当は前期比5円増の45円に増配する方針とした。
いずれも21~24年度に見込む累計1400億円の営業キャッシュフローの使途計画として明らかにした。
21年11月期の連結業績予想は売上高を前期比24.7%減の4000億円とする一方、純利益を31.8%増の150億円としている。
20年11月期連結決算、減収減益
この日発表した20年11月期の連結決算は、売上高が前期比2.7%減の5311億円だった。国内外ともに食品の業務用商品の需要が低迷したことが響いた。
営業利益は11.7%減の283億円。北米タマゴ事業の株式譲渡における売却損などで、純利益は39.1%減の114億円となった。
7日の株式市場でキユーピーは前日比49円(2.26%)高の2219円で引けた。
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