米10年債利回り、年内に2%との見方 ドル・円は上昇継続へ
米国債市場で先週末、10年債利回りが1.64%近くまで上昇し、昨年2月以来の高水準に達した。利回りは今後も上昇を継続して年内に2%に到達する可能性があるとソシエテ・ジェネラルは予想する。
米国債市場で先週末、10年債利回りが1.64%近くまで上昇し、昨年2月以来の高水準に達した。利回りは今後も上昇を継続して年内に2%に到達する可能性があるとソシエテ・ジェネラルは予想する。通貨市場ではドル・円の上昇が続くとの見方を示した。
ソシエテの12日付のリポートによれば、先週の米国債入札が順調に終わり、債券利回りは新たなより高いレンジに入ったという。
また、当局もより高い金利水準を許容するとの見方を示した。
債券利回りの上昇は様々な資産に調整をもたらす。株式市場では大型ハイテク株を含むグロース株から、景気循環セクターを含むバリュー株への資金シフトを引き起こした。
通貨市場では利回りが上昇する局面でドルが上昇し、利回りが新たなレベルに落ち着くとドルが後退するパターンがみられる。テーパータントラムと過去のサイクルに基づけば、こうしたパターンはおそらく10年債利回りが2%に達するまで続くという。
通貨ペアではドル・円がユーロ・スイスフランとならび、米国債利回りの上昇に最も敏感だとソシエテは指摘する。
米国債利回りの上昇モメンタムが続く間、ドル・円の上昇は持続する可能性があり、向こう数週間に10年債利回りが2%に達すると仮定した場合、111円になる可能性があることが過去の事例から推定されるという。
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