コンテンツにスキップする

外国為替証拠金(FX)及びCFD取引はレバレッジ取引であり、元本や利益が保証されていません 外国為替証拠金(FX)及びCFD取引はレバレッジ取引であり、元本や利益が保証されていません

インフレの鈍化で米金利は急低下 / 米株の動向に要注意 / ドル円のチャートポイント

サマリー:「インフレの鈍化で米長期金利が急低下し長短金利差も縮小傾向にある。目先は米株の動向に要注意。今日の注目ポイントは?そしてドル円のチャートポイントは?」詳細はマーケットレポートをご覧ください。

出所:ブルームバーグ 出所:ブルームバーグ

インフレの鈍化で米金利は急低下

昨日発表された8月の米消費者物価指数(CPI)で、コア指数が前月比と前年比でともに7月の水準と市場予想を下回った。これを受けアメリカの長期金利(以下では米金利)は、一時1.263%まで急低下した。

米金利の低下は米ドル安の要因だが、昨日は米株価指数が軒並み下落したことで、リスク性の高い通貨に対して米ドル買いが見られた。

しかし、米ドル以上に買われたのが日本だった。ドル円(USDJPY)は高値110.18レベルから109.54レベルまで下落する展開となった。クロス円も総じて円高優勢だった。リスク回避相場では、円が最強通貨になりやすいことを昨日の動向は示唆している。

米長期金利のチャート

米長期金利のチャート

米株の動向に要注意

昨日の動向で気になったのが、米株(アメリカ株)の下落だった。すべてのセクターで売り優勢となったが、特に下落が目立ったのが景気敏感セクターだった。

企業収益が好調なことで米株は上昇トレンドを維持している。しかし、今年の5月以降、長短金利差が縮小傾向にある。米債市場では景気の先行き不透明感が意識されていることを示している。そしてレーバーデー明け後の米株は連日の高値更新から一転し、続落する展開が見られた。後者2つの状況を重視するならば、目先の米株は指標データの影響を大きく受ける可能性がある。

今日は9月NY連銀製造業景気指数、明日は8月小売売上高、明後日は9月ミシガン大学消費者態度指数(速報値)が発表される。これらが総じて強い内容ならば、米株の反発要因となる可能性がある。

一方、上記の重要指標データが総じて市場予想を下回る場合は、連日最高値を更新し続けてきた反動で、米株の下落幅(調整の下落)が拡大する展開を警戒したい。

米株が崩れる場合、米金利が低下しても外為市場では昨日のように対オセアニア通貨や新興国通貨で米ドル買いの展開が予想される。しかし、米ドル買い以上に円買いの圧力が高まることが予想される。

長短金利差と米株のチャート

長短金利差と米株のチャート

ドル円のチャートポイント

昨日のドル円(USDJPY)は陰線が示現し、100日EMA(今日現在109.53レベル)まで下落する局面が見られた。米株安と金利の低下が同時に発生する局面では、89日EMA(今日現在109.64レベル)および100日線の下方ブレイクを警戒する局面にある。

米株のトレンドに影響を与える材料として、今日は指標データの内容に注目したい。11時に発表される中国の指標データ(8月小売売上と鉱工業生産)も米株の動向に影響を与える可能性がある。インフレの鈍化により米金利の上昇圧力が後退しているタイミングで、米中指標データが米株の売り要因となる場合は、上で述べた2つのEMAの下方ブレイクを警戒したい。

実際に相場が2つのEMAを下抜ける場合、109円台の維持が焦点として浮上しよう。

一方、良好な米中の指標データで米株が反発する場合、ドル円も反発することが予想される。上昇幅は米金利の動向次第となろう。まずは21日EMA(今日現在109.91レベル)のトライとなるか?
この点に注目したい。

21日EMAを上方ブレイクする場合は、110.00のトライを意識したい。

ドル円のチャート

ドル円のチャート

本レポートはお客様への情報提供を目的としてのみ作成されたもので、当社の提供する金融商品・サービスその他の取引の勧誘を目的とした ものではありません。本レポートに掲載された内容は当社の見解や予測を示すものでは無く、当社はその正確性、安全性を保証するものではありません。また、掲載された価格、 数値、予測等の内容は予告なしに変更されることがあります。投資商品の選択、その他投資判断の最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたしま す。本レポートの記載内容を原因とするお客様の直接あるいは間接的損失および損害については、当社は一切の責任を負うものではありません。 無断で複製、配布等の著作権法上の禁止行為に当たるご使用はご遠慮ください。

IG証券のFXトレード

  • 英国No.1 FXプロバイダー*
  • 約100種類の通貨ペアをご用意

* 英国内でのCFDまたはレバレッジ・デリバティブ取引(英国でのみ提供)での取引実績において、FX各社をメイン口座、セカンダリー口座として使用している顧客の割合でIGがトップ(Investment Trends UKレバレッジ取引レポート 2022年6月)

リアルタイムレート

  • FX
  • 株式CFD
  • 株価指数CFD

※上記レートは参考レートであり、取引が保証されるものではありません。株式のレートは少なくとも15分遅れとなっております。

モーニングメール

ストラテジストによる「本日の予想レンジとトレンド」を毎朝※無料でお届け中! ※メール送信は基本的に月~金の平日を予定しておりますが、ストラテジストの都合により予告なく送信を行わない日がございますので、予めご了承ください

弊社の個人情報保護方針・アクセスポリシーにご同意の上、申し込みください。

こちらのコンテンツもお勧めです

IG証券はお取引に際してお客様がご負担になるコストについて明確な情報を提供しています。

FX/バイナリーオプション/CFDのリーディングカンパニー。IG証券について詳しくはこちら

その日の重要な経済イベントが一目でわかるカレンダー。「予想値」、「前回値」、「発表結果」データの提供に加え、国名や影響度によるイベントのスクリーニング機能も搭載。