カイオム株、一時10%高 がん治療用候補抗体で米から特許査定通知
カイオム・バイオサイエンスががん治療用候補抗体に関連する特許査定通知を米国から受領したと発表した。これを受け、20日の株式市場で同社の株価は一時、10%超上昇した。
創薬ベンチャーのカイオム・バイオサイエンス<4583>が、開発を進めるがん治療用候補抗体に関連する特許査定通知を米国から受領したと発表した。これを受け、20日の株式市場で同社の株価は一時、10%超上昇した。
カイオムが発表したリリースによると、このがん治療用候補抗体は「CBA-1535」と呼ばれ、患者が元来保有している免疫機構を司るT細胞の働きを促進することでがん細胞を攻撃する。悪性中皮腫、小細胞肺がんや非小細胞肺がんなどのアンメットニーズが高い領域での開発が期待されているという。
CBA-1535はこれまでに日本および英国で特許が成立しており、現在、欧州、中国などで特許を出願している。
現在、CBA-1535の治験薬製造の準備を進めており、2021年後半以降の治験申請を目指しているという。
同社は今回の特許査定通知の受領が21年12月期業績に影響を及ぼすことはないと表明した。
20日の株式市場でカイオムは大幅に反発。午前中に一時、10.67%高の280円まで買われた。
午後2時40分現在、前日比8円(3.16%)高の261円で推移している。
カイオムは国立研究開発法人理化学研究所(理研)発のバイオベンチャー。東証マザーズに上場している。
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