ウーバー、イーツがライドシェアの不振を相殺か 10日に決算発表
ウーバーテクノロジーズの20年10~12月期決算の発表を前に、複数のアナリストが同社の目標株価を引き上げた。料理宅配サービス「Uber Eats」が巣ごもり需要を追い風に好調であることなどを理由に挙げている。
ウーバーテクノロジーズ<UBER>の2020年10~12月期決算の発表を前に、複数のアナリストが同社の目標株価を引き上げた。料理宅配サービス「Uber Eats(ウーバーイーツ)」が巣ごもり需要を追い風に好調であることなどを理由に挙げている。
カウエンは1日付のリポートで、移動サービスと料理宅配サービスの両事業でのウーバーの世界的な規模や主導的地位の確保を評価。目標株価を58ドルから64ドルに引き上げた。投資判断は「アウトパフォーム(買い)」で継続した。
10~12月期はライドシェアの総予約数が前年同期比で約1%減少すると予想するが、ウーバーイーツが成長を継続し、ライドシェアの不振を相殺するとみている。
バークレイズは、料理宅配で米最大手のドアダッシュ<DASH>の新規株式公開(IPO)が好調だったことや、ウーバーが料理宅配で競合するポストメイツを買収したことで、ウーバーイーツ事業に投資家の注目が集まっていると指摘。
ウーバーは保有するのに最適なハイブリッド銘柄であり、経済の再開やウーバーイーツの損益分岐点への接近による恩恵を享受しているとし、目標株価を50ドルから57ドルに引き上げた。投資判断は「オーバーウェート(買い)」で据え置いた。
重み増す配達事業
7~9月期のウーバーの売上高は前年同期比18%減の31億2900万ドルだった。
その内訳はライドシェアなど移動サービス事業が53%減の13億6500万ドルで、ウーバーイーツを含む配達事業は2.2倍の14億5100万ドル。配達事業の売上高が全体に占める割合は46%に上昇した。
ウーバーは10日の取引終了後に10~12月期決算を発表する。
2日の米株式市場でウーバーは前日比3.70ドル(7.01%)高の56.46ドルで取引を終えた。1月13日に終値として過去最高値の59.40ドルを付けている。
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