金価格、1500ドルまでの下落あるとの見方 実質金利が上昇
金価格は1トロイオンス=1500ドル付近まで下落する可能性がある。ドイツ銀行が予想した。実質金利が上昇していることを理由に挙げている。
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金価格は1トロイオンス=1500ドル付近まで下落する可能性がある。ドイツ銀行が予想した。実質金利が上昇していることを理由に挙げている。
名目金利からインフレ期待を差し引いた実質金利は2月中旬まで低水準にとどまっていた。その後、名目金利が上昇の勢いを強めるなか、実質金利は水準を切り上げる展開となり、これに伴い金は下げ幅を拡大している。
金利上昇の局面では、金利の付かない金は投資妙味が低下する。
ドイツ銀は、実質金利の過去最低水準からの反発が、コロナ禍の期間に積み上げられた金の投資を解消する動きを支える可能性があるとの見方を示す。
一方、中国やインドなどの現物需要は価格の下落を阻止するまでには至っていない。価格が1500ドル付近まで下落してはじめて、これらの国の需要が増加する可能性があるとドイツ銀は予想する。
ニューヨーク商品取引所(COMEX)で金先物は昨年8月上旬に2089.2ドル(中心限月)まで上昇して過去最高値を更新した。その後は下げに転じ、先週、1673.3ドルの直近の安値を付けている。
17日のCOMEXで金先物の中心限月である4月限は前日比3.8ドル(0.2%)安の1727.1ドルで取引を終了した。
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