テスラ時価総額は1兆ドルに相応 目標株価1200ドルに引き上げ─調査
テスラの時価総額は1兆ドルに相応するとの見方が出ている。目標株価を1200ドルとした場合の計算に基づく。
電気自動車(EV)大手の米テスラ<TSLA>の時価総額は1兆ドルに相応するとの見方が出ている。目標株価を1200ドルとした場合の計算に基づく。
1日の米株式市場でテスラは前週末比46.28ドル(5.83%)高の839.81ドルで取引を終えた。
パイパー・サンドラーのアナリストは1日付のリポートで、テスラの目標株価を従来の515ドルから130%超引き上げて1200ドルとした。投資判断は「オーバーウェート(買い)」を継続している。
1200ドルは基本シナリオとしてはウォール街のテスラ担当アナリストで最高の水準だ。
株価が1200ドルの場合、テスラの発行済み株式数が約9億5000万株であることから、時価総額は1兆1400億ドルになる。
ただし、この計算では最高経営責任者(CEO)のイーロン・マスク氏が報酬として受け取るストックオプションは勘案していない。マスク氏が権利を行使することで将来手にするであろう株式も考慮に入れれば、時価総額はさらに膨らむことになる。
テスラは21年のEV販売台数の自社予想を示していないが、パイパーは89万4000台と予想する。20年の販売台数の49万9550台から79%増となる。
さらに、24年までに約500万台となるとし、30年までに900万台を超え、世界の自動車メーカーのトップ3と肩を並べるようになるとの見方を示した。販売台数の増加がフリーキャッシュフローの伸びに大きく貢献するとみている。
完全自動運転の実現
また、テスラ車への完全自動運転(FSD)ソフトの搭載が30年から始まり、40年末までにオーナーの半数以上がこのソフトを使用していると予想した。
パイパーは、業界が依然として時代遅れのビジネスモデルを採用している一方、テスラは新たな機会を追求しているとし、取り組むべき機会がなくなるまでに数十年かかりそうだとしている。
本レポートはお客様への情報提供を目的としてのみ作成されたもので、当社の提供する金融商品・サービスその他の取引の勧誘を目的とした ものではありません。本レポートに掲載された内容は当社の見解や予測を示すものでは無く、当社はその正確性、安全性を保証するものではありません。また、掲載された価格、 数値、予測等の内容は予告なしに変更されることがあります。投資商品の選択、その他投資判断の最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたしま す。本レポートの記載内容を原因とするお客様の直接あるいは間接的損失および損害については、当社は一切の責任を負うものではありません。 無断で複製、配布等の著作権法上の禁止行為に当たるご使用はご遠慮ください。
リアルタイムレート
- FX
- 株式CFD
- 株価指数CFD
※上記レートは参考レートであり、取引が保証されるものではありません。株式のレートは少なくとも15分遅れとなっております。