S&P500とは? 仕組みや投資方法をわかりやすく解説
米国の代表的な株価指数であるS&P500。主な構成銘柄や、投資方法など、知っておきたい基本的な情報についてまとめました。
S&P500とは?
S&P500とは、ダウ・ジョーンズ・インデックスにより算出される、米国の代表的な株価指数の一つです。S&P500は、ニューヨーク証券取引所、ナスダックに上場している銘柄から代表的な500銘柄の株価を時価総額比率で加重平均し、指数化したものです。
株価指数とは、ある市場や業種内の特定銘柄の平均株価を算出したものです。 日本における日経平均株価指数のような主要株価指数は、産業や業種、そして国全体の株式市場の変動を評価するのにも用いられています。
株価指数の取引方法についてさらに詳しくは、こちらをご覧ください。
S&P500の構成銘柄
S&P500の構成銘柄は、単に大型株だから選ばれているわけではありません。構成銘柄として採用されるための条件には、
- 米国企業であること
- 時価総額が131億ドル以上であること(2021年6月現在)
- 流動性が高いこと
- 浮動株が発行済株式総数の 50% 以上あり、4四半期連続で利益を上げていること
などが挙げられます。また、S&P 500 は主要業種の主要企業をカバーすることを目指しています。
S&P500の主な構成銘柄
※上記レートは参考レートであり、取引が保証されるものではありません。
レートは少なくとも15分遅れとなっております。
S&P500の構成銘柄は、定期的に見直し・入れ替えが行われています。
例えば、テスラは2020年12月21日に、S&P500の構成銘柄に新たに採用されました。同社の時価総額は5380億ドル(2020年12月時点)にも上るため、ダウ・ジョーンズ・インデックス社は2段階採用も検討したほどの大規模な銘柄採用となりました。
S&P500投資のメリット
S&P500投資のメリットとして、まず分散投資になることが挙げられます。S&P500は、500銘柄の時価総額の加重平均です。そのため、500社の銘柄すべてに投資を行わなくても、S&P500に投資を行うことで全体へのエクスポージャーを得られることになります。
構成500銘柄すべてに投資を行うとするとまとまった金額が必要になりますが、S&P500への投資であれば比較的少額からの投資が可能な点もメリットだといえます。
そのため、構成銘柄のうちの1社が仮に上場廃止・倒産してしまったとしても、リスクを軽減することができます。
S&P500投資のデメリット
S&P500は長期的には上昇傾向にあるといわれていますが、予期せぬ出来事があった場合に急変動を起こす可能性があります。
2020年3月には、新型コロナウイルスの世界的流行に対する懸念が高まり、S&P500などの株価指数が急落。これを受けてサーキットブレーカーが発動しました。
万が一の事態に備えて、投資を始める前に逆指値注文(ストップ注文)を設定するなど、リスク管理をしっかりとしておくようにしましょう。
S&P500への投資方法
IG証券では、株価指数CFDでS&P500に投資を行うことができます。株価指数CFDでは、株価指数の値動きに対して、今後上昇するか、下落するかを予想して取引を行います。投資を始めるためのステップは、以下の通りです。
- 口座開設をする
- S&P500(IG証券での銘柄名は「米国500」となっています)の価格やチャートを分析する
- 「買い」から取引を始めるか、「売り」から取引を始めるかを選ぶ
- ロット数を選ぶ
- 必要に応じて、逆指値・指値を設定する
- 注文確定
S&P500とは何か まとめ
S&P500とは、米国を代表する株価指数の一つです。ニューヨーク証券取引所、ナスダックに上場する銘柄から選ばれた500の銘柄の株価を、時価総額比率で加重平均し、指数化したものです。
S&P500への投資により、500社すべての株式に投資をしなくてもエクスポージャーを得ることができます。つまり、少額で広範囲にわたる分散投資を行うことが可能です。
500社へ分散投資を行っているため、仮に一社が倒産や上場廃止になっても、リスクを軽減することが可能です。
IG証券では、S&P500やダウ平均株価のほか、日経平均株価の動きにも投資を行うことが可能です。まずは取引方法の練習をしたいという方向けに、無料でお使いいただけるデモ口座もご用意しております。ぜひご活用ください。
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