テスラのマスクCEO、スペースXとのグループ化目指すとの見方
テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が、同社と宇宙ベンチャーのスペースXなどをグループ化する可能性があるとのリポートが注目されている。
電気自動車(EV)の米テスラ<TSLA>のイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が、同社と宇宙ベンチャーのスペースXなどをグループ化する可能性があるとのリポートが注目されている。
ベアードは25日付のリポートで「ベルリンとテキサス州オースティンでの工場の着工や上海での生産の本格化、20年に約50万の車両を販売するとの数年前の約束の実行を経て、テスラは進化の次のステージに入りつつある」との見方を示した。
進化における次の主要マイルストーンの1つにマスク氏が関わる異なる事業のグループ化があるという。こうした事業にはCEOを務めるテスラやスペースXのほか、マスク氏が設立した医療系スタートアップのニューラリンクやトンネル掘削会社のボーリング・カンパニーが含まれる。
ニューラリンクは脳とコンピューターをつなぐ技術に取り組む。ボーリング・カンパニーは地下にトンネルを掘り、高速交通システムを建設する計画を進めている。
ベアードはこれは推測だとしつつ、これらの事業を統合すれば、個々の企業のボラティリティの管理や新規ベンチャー事業への資金の調達に役立つ可能性があるとしている。
目標株価引き上げ
ベアードはテスラの目標株価を488ドルから728ドルに引き上げた。ただ、足元の株価はこれを上回る水準で推移している。投資判断は「アウトパフォーム(買い)」で継続した。
25日の米株式市場でテスラは前日比34.16ドル(4.03%)高の880.80ドルで終えている。
オッペンハイマーは先週、テスラの目標株価を1036ドルに引き上げている。
10~12月期決算発表へ
テスラは27日の取引終了後に10~12月期決算を発表する予定。市場予想の平均は売上高が105億ドル、1株あたり利益は1.04ドル。
19年10~12月期の実績はそれぞれ73億8000万ドルと0.43ドルだった。
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