スペースXがスターリンクのテスト規模拡大 インターネット利用料99ドル
イーロン・マスク氏の宇宙ベンチャー、スペースXが今週、通信衛星を使ったインターネット・サービス事業「スターリンク」のベータテストへの参加募集を拡大した。同氏は将来的にスターリンクを上場させる意向にある。
起業家イーロン・マスク氏の宇宙ベンチャー、スペースXが今週、通信衛星を使ったインターネット・サービス事業「スターリンク」の公開ベータテストへの参加募集を拡大した。参加者は月額99ドルでインターネットを利用できる。同氏は将来的にスターリンクを上場させる意向にある。
スターリンクのベータテストは昨年10月に米国北部とカナダ南部で始められ、その後英国に拡大された。スペースXは今月、米連邦通信委員会(FCC)に対し、ユーザーが1万人を超えたと明らかにしている。
テストの範囲拡大を受けた今回の募集は、米国の残りの地域やメキシコ、オーストラリアなどを対象としている。スターリンクのウェブサイトによると、募集は先着順で、人数に限りがある。
テスト参加者が負担するネットの利用料金は月額99ドル。ほかに無線ルーターやディッシュなどのキットを参加時に購入する必要がある。
スターリンクは多数の小型衛星を使う通信網。FCCは2018年にスペースXに対し、1万1943基の衛星の打ち上げを許可している。
これまでに打ち上げられた衛星数は1000基余り。スペースXは24年までに4425基を運用する予定だ。
スピンオフ、上場へ
マスク氏は過去に複数回にわたり、スターリンクをスピンオフ(分離・独立)し、上場させる計画を明らかにしてきた。同氏は今週、キャッシュフローに関して合理的な予測が可能になり次第、スターリンクを上場させるとツイッターに投稿している。
マスク氏はスペースXと電気自動車大手のテスラ<TSLA>の最高経営責任者(CEO)。医療系スタートアップのニューロリンクなどのベンチャー事業にも関与している。
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