エヌビディア目標株価引き上げ、ウォール街最高に AI用ソフト販売に機会—調査
エヌビディアの目標株価をジェフリーズがウォール街では最高の水準に引き上げた。データセンターでの人工知能(AI)向けソフトウェアライセンスの販売事業に大きな機会が見いだせるとしている。
画像処理半導体(GPU)の米エヌビディア<NVDA>の目標株価をジェフリーズがウォール街では最高の水準に引き上げた。データセンターでの人工知能(AI)向けソフトウェアライセンスの販売事業に大きな機会が見いだせるとしている。
17日の米株式市場でエヌビディアは前日比33.88ドル(4.76%)高の746.29ドルで取引を終えた。取引時間中に753.40ドルまで上昇。上場来高値を更新した。
ジェフリーズは17日付のリポートで、エヌビディアの目標株価を740ドルから854ドルに引き上げた。17日終値からは14.43%のアップサイドになる。投資判断は「買い」としている。
この中で、ソフトウェアが今日のハードウェアのほとんどに組み込まれているように、データセンターにおける企業向けAIソフトウェアも利用者にライセンス供与され得るとの見方を示し、仮想化技術の米VMware<VMW>による同社のシステムソフトウェアのライセンス供与を例示した。
リポートによれば、エヌビディアのコレット・クレス最高財務責任者(CFO)は、ソフトウェア販売が事業の重要な部分に育てば、売上高の項目の1つとして独立させることが可能であると述べた。
5年後のエヌビディアの全体の売上高は850億ドルと2021年1月期通期のおよそ5倍になる可能性があり、ソフトウェア販売事業の成長が大幅な伸びをけん引する見通しという。
半導体設計の英アームのソフトバンクグループ<9984>からの買収については、22年初めに手続きが完了するとクレス氏は予想しているという。アームをデータセンターや自動車、IoT(モノのインターネット)市場に導入することで、モバイル以外の領域におけるアームのモデル構築をエヌビディアは支援する意向だ。
本レポートはお客様への情報提供を目的としてのみ作成されたもので、当社の提供する金融商品・サービスその他の取引の勧誘を目的とした ものではありません。本レポートに掲載された内容は当社の見解や予測を示すものでは無く、当社はその正確性、安全性を保証するものではありません。また、掲載された価格、 数値、予測等の内容は予告なしに変更されることがあります。投資商品の選択、その他投資判断の最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたしま す。本レポートの記載内容を原因とするお客様の直接あるいは間接的損失および損害については、当社は一切の責任を負うものではありません。 無断で複製、配布等の著作権法上の禁止行為に当たるご使用はご遠慮ください。
リアルタイムレート
- FX
- 株式CFD
- 株価指数CFD
※上記レートは参考レートであり、取引が保証されるものではありません。株式のレートは少なくとも15分遅れとなっております。