マイクロソフトとセールスフォース、ゴールドマンが「強い買い推奨銘柄」に
ゴールドマン・サックスは強い買い推奨銘柄を集めた「コンビクション・リスト」にマイクロソフトとセールスフォースを採用した。両社ともデジタルトランスフォーメーション(DX)の時流にうまく乗れる位置にあるという。
ゴールドマン・サックスは8日、強い買い推奨銘柄を集めた「コンビクション・リスト」にマイクロソフト<MSFT>とセールスフォース・ドットコム<CRM>を新たに採用した。両社ともデジタルトランスフォーメーション(DX)の時流にうまく乗れる位置にあるという。
ゴールドマンは近い将来、DXの予算がIT全体の予算を上回るようになるとみている。
マイクロソフトについてはパブリッククラウド、SaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)、DX、AI(人工知能)と機械学習、ビジネスインテリジェンス(BI)とビジネスアナリティクス(BA)などの複数の長期的なトレンドの活用が可能であり、利益率の継続的な拡大と売上高の持続的な2桁成長が期待できるとしている。
さらに、大企業の幹部との会話から、企業はマイクロソフトの「Azure(アジュール)」を戦略的クラウドベンダーの候補として強くみなすようになっており、マイクロソフトの市場シェアは引き続き拡大していくと確信していると述べた。
セールスフォースは、昨年11月下旬にスラックの買収計画を発表して以来、株価が19%下落した。利益率の拡大ペースや中核事業の有機的成長、さらなるM&Aによる潜在的な希薄化に対する懸念が株価を圧迫しており、投資家のセンチメントは引き続き低迷しているという。
一方、現在の株価は2022年の売上高予想の約6.5倍で、これはゴールドマンがカバーする大型ソフト銘柄では最も低い倍数となる。競合他社に比べてかなりのディスカウントの状態にあり、リスクリワードは分があるとみている。
目標株価はマイクロソフトとセールスフォースのどちらも315ドルとした。
クーパ・ソフトウェア
ゴールドマンはまた、DXによる恩恵を享受する銘柄として費用管理ソフトなどを手掛けるクーパ・ソフトウェア<COUP>も同リストに採用した。目標株価は413ドルとした。
8日の株式市場でマイクロソフトは前週末比4.21ドル(1.82%)安の227.39ドル、セールスフォースは3.04ドル(1.44%)安の207.72ドルで取引を終えている。
クーパは18.25ドル(6.39%)安の267.55ドルで引けた。
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