金先物に乗り換え、ビットコインから 機関投資家の選好が逆転—調査
機関投資家が暗号資産のビットコインの買いポジションを手じまい、資金を金に向けている。昨年秋から半年間続いた流れが逆転した格好という。JPモルガンが分析した。
機関投資家が暗号資産(仮想通貨)のビットコインの買いポジションを手じまい、資金を金に向けている。昨年秋から半年間続いた流れが逆転した格好という。JPモルガンが分析した。
JPモルガンの今週のリポートによると、シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)に上場するビットコイン先物相場の建玉の動向から、昨年秋以降に金よりもビットコインを選好していた機関投資家が、選好を逆転させていることがうかがえる。
ビットコイン先物への機関投資家からの資金の流入は減少している。相場が急伸し始めた昨年10月以降では最大規模のポジションの清算がこの1カ月間にあったという。
JPモルガンは、ビットコイン先物からの資金の流出と、金先物への流入は同時に起きていると指摘する。これは、機関投資家がビットコインから従来の投資先である金へと資金をシフトさせていることを示唆しているという。それまでの半年間続いたトレンドの逆転だ。
ビットコインから金への資金シフトの理由については、ビットコイン相場の上昇トレンドの終焉、ならびに金の安定性を挙げている。さらには、金相場との対比でビットコイン相場が過度に割高になったことも一因という。
CMEのビットコイン先物相場(中心限月)は4月14日に6万5520ドルまで上昇し、過去最高値を更新。その後下落に転じ、19日に3万4950の安値を付けた。高値から安値までの下落率は約47%に及ぶ。
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