セールスフォース株、モルガンが投資判断「買い」に引き上げ
顧客情報管理(CRM)ソフト大手セールスフォース・ドットコムの投資判断をモルガン・スタンレーが「買い」に引き上げた。デジタル・トランスフォーメーション関連の投資の増加に伴う需要増の恩恵を受けやすい立場にあるとの見方を示した。
顧客情報管理(CRM)ソフトウェア大手の米セールスフォース・ドットコム<CRM>の投資判断をモルガン・スタンレーが「買い」に引き上げた。デジタル・トランスフォーメーション(DX)関連の投資の増加に伴う需要増の恩恵を受けやすい立場にあるとの見方を示した。
19日の米株式市場でセールスフォースは前日比7.01ドル(3.27%)高の221.34ドルで取引を終えた。
セールスフォースは昨年12月にビジネス対話アプリのスラック・テクノロジーズ<WORK>を277億ドルで買収する計画を発表。株価はその後、低迷していた。足元の水準は昨年9月1日に付けた終値での過去最高値281.25ドルを20%超下回る。スラック買収の手続きは7月に終了する見通し。
モルガン・スタンレーは19日付のリポートで、大きく売られたことで、バリュエーションはより魅力的になったと指摘した。足元の株価は2022年(暦年)の予想売上高の約7倍に相当するという。
また、セールスフォースの経営陣が市場予想を上回る内容の22年1月期通期の営業利益見通しを発表したことを評価した。
需要環境の改善、および経営陣からのより均衡のとれた業績見通しにより、リスクリワードは上振れ方向に傾いているという。
目標株価を270ドルで据え置く一方、投資判断を「イコールウェート(中立)」から「オーバーウェート(買い)」に引き上げた。
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