トルコリラが利上げ観測などで上昇 対円で半年ぶり高値
トルコリラの対円相場が約半年ぶりの高値を付けた。トルコ中銀が3月か4月の金融政策決定会合で政策金利を引き上げるとの観測などが背景にある。
外国為替市場でトルコリラの対円相場が約半年ぶりの高値を付けた。トルコ中央銀行が3月か4月の金融政策決定会合で政策金利を引き上げるとの観測などが背景にある。
トルコリラは日本時間15日夕に15円の節目を上回り、16日午後に15.27円付近まで上昇した。これは昨年8月以来、約半年ぶりの高値に相当する。
同様にトルコリラの対米ドル相場も半年ぶりの高値付近で推移している。15日夕に7リラの節目を突破し、これまでに6.91リラ付近まで上昇した。
トルコ中銀は1月下旬に開いた金融政策決定会合で、主要な政策金利の1週間物レポ金利を年17%で据え置くことを決定。2会合連続した利上げは打ち止めとなった。
アーバル総裁は就任した昨年11月以降、2会合連続で利上げを実施し、政策金利を計6.75%引き上げていた。
トルコの1月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比14.97%上昇。目下のところ、政策金利はこれを上回っており、18日開催の次回会合で中銀は再度、金利を据え置くと見込まれている。
こうしたなか、モルガン・スタンレーがリポートで、中銀は3月か4月に金利を18%に引き上げ、為替レートは6.8リラへと上昇すると予想した。
中銀はインフレ率を2023年までに年5%まで引き下げる計画を掲げており、1月の会合の後に発表した声明で、長期的なインフレ率が下降するまで引き締め策を継続すると述べている。
本レポートはお客様への情報提供を目的としてのみ作成されたもので、当社の提供する金融商品・サービスその他の取引の勧誘を目的とした ものではありません。本レポートに掲載された内容は当社の見解や予測を示すものでは無く、当社はその正確性、安全性を保証するものではありません。また、掲載された価格、 数値、予測等の内容は予告なしに変更されることがあります。投資商品の選択、その他投資判断の最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたしま す。本レポートの記載内容を原因とするお客様の直接あるいは間接的損失および損害については、当社は一切の責任を負うものではありません。 無断で複製、配布等の著作権法上の禁止行為に当たるご使用はご遠慮ください。
IG証券のFXトレード
- 英国No.1 FXプロバイダー*
- 約100種類の通貨ペアをご用意
* 英国内でのCFDまたはレバレッジ・デリバティブ取引(英国でのみ提供)での取引実績において、FX各社をメイン口座、セカンダリー口座として使用している顧客の割合でIGがトップ(Investment Trends UKレバレッジ取引レポート 2022年6月)
リアルタイムレート
- FX
- 株式CFD
- 株価指数CFD
※上記レートは参考レートであり、取引が保証されるものではありません。株式のレートは少なくとも15分遅れとなっております。