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ドル円とユーロドル 目先焦点とチャートポイントについて

米金利の上昇が一服してもドル円は株高にサポートされ上昇トレンドを維持している。円買い介入の可能性を意識しながらも上値トライが焦点に。ユーロドルは米ドル高の調整相場にサポートされ反発基調にある。ドル円とユーロドル、目先の焦点は?注目のチャートポイントは?詳細はIGレポートをご覧ください。

出所:ブルームバーグ 出所:ブルームバーグ

株高にもサポートされるドル円


【サマリー】
・米金利の上昇が一服し米ドル高の調整相場が続いている
・米金利が低下してもドル円は株高にサポートされる展開に
・ドル円の上昇基調が続く場合、焦点は149.50レベルのブレイクと150.00のトライ
・ユーロドル 目先の焦点とチャートポイントについて



・米ドル高の調整相場でもドル円は上昇トレンドを維持

直近の米債市場の動きを確認すると、金融政策の方向性を織り込んで動く2年債利回りは4.5%付近で上昇が止められ、小幅ながらも低下の基調にある。一方、長期金利(10年債利回り)も4%を挟んで上昇のトレンドが一服している。
ドルインデックス(DXY)は、米金利の上昇が抑制されたタイミングで調整の反落相場となっている。

米金利とドルインデックスの推移

米金利とドルインデックスの推移 米金利とドルインデックスの推移


しかし、ドル円(USDJPY)は上昇トレンドを維持している。昨日は高値149.39(IGレート)まで上昇する局面が見られた。

18日の円相場のパフォーマンスを確認すると、円安優勢の展開だったことがわかる。昨日は欧米の株式市場が全面高となった。この状況を考えるならば、昨日の円安は、株高を意識した動きと言える。

注目すべきは、米金利の上昇が抑制されても、今度は株高がドル円の上昇要因となっていることである。これまでは、「米金利の低下→株高→米ドル売り」の状況となれば、ドル円は下落する局面が多く見られた。しかし、今のドル円は株高もサポート要因となり、とにかく上昇するトレンドにある。

ゆえに、どこまで上昇するか?この点がドル円の焦点としてあり続けよう。

円相場の動向:18日の騰落率

円相場の動向:18日の騰落率 為替データの出所:Bloomberg L.P. 基準日:2022年10月17日


・上値の焦点は引き続き149.50レベルと150.00の攻防

トレンドフォローを重視するならば、今日のドル円(USDJPY)も上値を試す展開を想定しておきたい。

目先の焦点は、IGレポートで何度も取り上げている149.50レベル(フィボナッチ・エクステンション100.0%の水準149.53レベル)のトライそしてブレイクである。

これを達成する場合は、150.00を視野に上昇幅の拡大を想定しておきたい。

ドル円の上昇幅が拡大する要因は、株高よりも米金利の上昇である。9月の住宅関連指標が予想以上ならば、米金利の上昇圧力が強まる可能性がある。このケースでは「強い経済指標→金融引き締めリスク→株安→リスク回避の米ドル買い」の展開が予想される。実際にこの展開となれば、ドル円のサポート要因となろう。また、20年債の入札や地区連銀経済報告(ベージュブック)の内容も米金利の変動要因として注目しておきたい。

一方、ドル円が反落する場合は、短期サポートラインと148.00の維持が焦点となろう。

ドル円のチャート

ドル円のチャート ドル円のチャート

ユーロドル 目先の焦点とチャートポイント

・現在は米ドル高の調整相場にサポートされる状況にある

ユーロドル(EURUSD)は現在、反発の基調にある。今のトレンドの土台となっているのは、米ドル高の調整相場である。

ロシアーウクライナ紛争の長期化とそれに伴う長引く高インフレの状況、そして高インフレが域内経済の先行きリスクを高めている―という悪循環に大きな変化は見られない。

米連邦準備制度理事会(FRB)が連続で大幅利上げを行ってくる可能性も考えるならば、利上げペースの面でも欧州は米国に後れを取る状況にある。ゆえに、ユーロドルは下値を模索する展開が続くと予想する。

・上昇局面でのチャートポイントは?

だが、米ドル高の調整相場が続くうちは、もう一段の上値トライを想定しておきたい。

日足チャートで昨日の動きを確認すると、9月高安の半値戻し0.9866レベルで上値が止めれた。本日午前も同じ状況となっている。よって、目先はこの水準を突破できるか?この点に注目したい。

ユーロドル(EURUSD)が半値戻しの水準を突破する場合は、短期レジスタンスラインの攻防が次の焦点として浮上しよう。このラインは今日現在、0.9905レベルで推移している。

このトレンドラインをトライしても突破に失敗する場合は、ユーロドルの反発相場が終息するシグナルとなり得る。

一方、ユーロドルが短期レジスタンスラインをも突破する場合は、このラインと並行している50日線(MA/EMA)のトライおよびブレイクに注目したい。これら移動平均線は今日現在、0.9926レベルで推移している。

フィボナッチ・リトレースメントでの攻防を考えるのは、ユーロドルが50日線を完全に上方にブレイクしてからとなろう。

ユーロドルのチャート

ユーロドルのチャート チャート:Trading View 日足(今年6月以降)

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