マイクロソフトの稼ぎ頭がAzureに、22年にOfficeの売上高抜く見通し
マイクロソフトが展開するクラウドサービス「Azure」の売上高が、統合オフィスソフト「Office」を2022年に抜き、同社の稼ぎ頭に躍り出る見通しだ。
マイクロソフト<MSFT>が展開するクラウドサービス「Azure(アジュール)」の売上高が、統合オフィスソフト「Office(オフィス)」を2022年に抜き、同社の稼ぎ頭に躍り出る見通しだ。パイパー・サンドラーの分析をCNBCが伝えた。
マイクロソフトが26日発表した2020年10~12月期決算は売上高が430億7600万ドルだった。
Azure単独の売上高をマイクロソフトは発表していないが、パイパーは全体の売上高の約17%に相当する72億ドルだったと推測する。他社が算出する売上高も同様の水準だ。ウィリアム・ブレアは同期のAzureの売上高を74億ドルと推測している。
Azureの売上高が全体に占める割合は3年前には4%に過ぎなかったとみられている。
パイパーの推測が正しければ、Azureの売上高はすでに基本ソフト(OS)の「Windows」を抜いたことになる。マイクロソフトによると、10~12月期のWindowsの売上高は57億1600万ドルだった。
同様にAzureの売上高は「Office 365(オフィス365)」もすでに抜き去ったとパイパーは推測する。
パイパーは22年4~6月期にOffice 365にラインセンス契約のOfficeを加えたOffice全体の売上高をAzureが初めて上回ると予想。推定売上高はAzureの118億ドルに対し、Officeは109億ドルという。
Azureは10年の発売からわずか10年余りで、1989年に登場したOfficeを抜き、マイクロソフト最大の製品になるもようだ。
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