エネルギー価格が注目される中、インペックス株が15年ぶりの高値を更新
エネルギー価格が注目される中、インペックスの株価は15年ぶりの高値を更新した。また、経済展望は第3四半期に改善した。この記事で取り上げる銘柄は、時価総額に基づいて選ばれています。
エネルギー価格とインフレ率が投資家の関心を集める中、インペックス(1605)の株価は9月28日に15年ぶりの高値を更新した。また、日本の経済展望は第3四半期に改善し、世界経済が減速する中で堅調に維持していることを示した。
9月29日、米国ではS&P500が前日比、前月比ともに下落して取引を終えた。価格変動の大きい食品やエネルギーを除いたコアPCE(個人消費支出)は8月、前年同月比で3.9%上昇した。エネルギー関連銘柄は月末に下落したものの、第3四半期全体では好調であった。
10月2日の米ドル/円相場は149円前後で取引された。鈴木俊一財務大臣は9月29日、為替における「防衛ライン」はないものの「円安に進んでいる感がある」と報道陣に向けて発言した。
日本株は1カ月ぶりの安値を記録したものの、経済展望は上向きのまま
9月29日の日経平均株価は小幅安となり、月の最安値を更新した。米国の政府機関封鎖の可能性を懸念する投資家心情が表れた結果であったが、週末には閉鎖が回避された。
10月2日に日本銀行は第3四半期の短観を発表し、日本の大企業の製造業の指数はプラス9ポイントで、6月の5ポイントから改善した。大企業の非製造業の指数は27ポイントと、前回の23ポイントから上昇した。経済が長期金利を正常化できる状況にあるかを見極める立場の日銀関係者も、短観の結果に注目している。
エネルギー価格が注目される中、インペックスは高値を更新
原油価格は第2四半期に約28%上昇した。IEA(国際エネルギー機関)の9月のレポートでは、中国の消費復活、航空用燃料や石油化学原料の消費拡大によって石油需要は今後増加すると発表された。また、ロシアとサウジアラビアによる輸出制限延長により、第4四半期にはかなりの原油供給不足が起きると見られている。
しかし、巨額の負債を抱える不動産大手、中国恒大集団(エバーグランデ)の会長が警察の監視下にあるとの報道を受け、同社の株式取引が停止されるなど、中国経済には深刻な懸念が残る。
インペックスの株価は9月28日に2,368円50銭をつけ、15年ぶりの高値となった。同社は国内外における原油と天然ガスの探索、採掘、生産、販売を手掛けており、現在世界20カ国で事業を行っている。
同社は9月7日に、約219億円、1091万株の自社株買いを行ったことを発表した。株価は年初来で59.4%上昇している。
米国エネルギー関連銘柄と同じく、同社の株価は29日に値下がりした。10月2日の前場には上昇気配を見せたものの、後場で下落し、1.37%安の2,225円で取引を終えた。
10月2日は銀行株や自動車株の上昇が目立ち、日経平均株価は米政府機関封鎖危機が回避されたことや短観が想定よりも良かったことで、前場に32,401円まで急伸した。しかし、後場には勢いを無くし、大幅に下落した後31,759円と小幅安で取引を終えた。
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