ユーロドル (EURUSD):今日の見通しとテクニカルポイント
ユーロドルはひとまず短期サポートラインを維持した。今日以降は、アメリカ経済指標で上下に振れる展開が予想される。今日の見通しは?注目のテクニカルポイントは?詳細はIG為替レポートをご覧ください。
※ドル円の見通しとチャートポイントについてはこちらのレポートをご覧ください
サマリー
・ユーロドルはひとまず短期サポートラインを維持した
・しかし反発は限定的であり下値トライを意識する状況が続く
・今日は2つのアメリカ経済指標で上下に振れる展開が予想される
・注目しておきたい上下のチャートポイントについて
短期サポートラインの攻防
米ドル安にサポートされ、昨日のユーロドル(EUR/USD)は、新たなサポートラインの維持に成功した。
しかし、10日MA(今日現在1.0846レベル)以下での攻防が続いている。下落基調のトレンドチャネル内で推移している状況も考えるならば、ユーロドルは引き続き短期サポートラインのトライ、そして下方ブレイクを意識する状況にある。
こちらのレポートで述べたとおり、今日の外為市場はアメリカの経済指標-7月雇用動態調査(JOLTS)求人件数と8月消費者信頼感指数で動く可能性がある。これらが総じて強い内容となれば、米ドル買いの圧力が高まることで、ユーロドルは短期サポートラインを再びトライする展開が予想される。今日現在、このラインは1.0772レベルで推移している。
ユーロドルのチャート:日足 23年以降
1.0840と1.0870レベルの攻防
一方、さえないアメリカの経済指標などを受けて今日もユーロドル(EUR/USD)が反発基調を維持する場合は、2つの水準(レジスタンスポイント)での攻防に注目したい。
ひとつは、1.0840台の突破である。先週25日にこの水準は相場の反発を止めた経緯がある。また、今日現在、10日MAがすぐ上の水準1.0846レベルで推移している。そして1.0848レベルは直近高安の半値戻しの水準にあたる。テクニカルの面で1.0840台を重要なレジスタンスの水準と想定しておきたい。
もうひとつは、1.0870レベルの突破である。今月22日のNY時間以降、この水準前後で相場の上昇が止められる局面が見られる。すぐ下の水準1.0867レベルは、フィボナッチ・リトレースメント61.8%の水準にあたる。ユーロドルが1.0840台を完全に上方ブレイクする場合は、1.0870台をトライするシグナルと想定しておきたい。
ユーロドルのチャート:1時間足 22日以降
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