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【ドル円 (USD/JPY) とユーロ円 (EUR/JPY)】円安にサポートされる展開に / 注目のチャートポイント

外為市場では円安が進行している。円安にサポートされドル円(USD/JPY)は146円のトライが焦点として浮上している。一方、ユーロ円(EUR/JPY)は節目の160円を視野に入れる展開となっている。今日も円安が進行する場合、ドル円とユーロ円は新たな上値の水準を見極める状況が続こう。一方、現在の円安トレンドを考えるならば、反落しても下落幅は限定的となる可能性がある。詳細はIG為替レポートをご覧ください。

出所:ブルームバーグ 出所:ブルームバーグ

サマリー

・外為市場では、円安がさらに進行する状況にある
・ドル円は円安にサポートされ、146円台を視野に上昇幅が拡大している
・12月米CPIがドル円の反落要因となっても、下落幅は限定的となる可能性あり
・ユーロ円は、節目の160円突破が焦点として浮上している


進行する円安

10日の外為市場は円安優勢の展開となった。円安の進行にサポートされ、ドル円(USD/JPY)は145円台へ上昇し、高値145.83レベルまで上昇する局面が見られた。

クロス円ではユーロ円(EUR/JPY)の上昇幅が拡大し、昨年12月1日以来となる節目の160.00レベルが視野に入る展開となった。

一方、昨日のIGTVで取り上げたポンド円(GBP/JPY)も大陽線で184円台のレジスタンスポイントをことごとく上方ブレイクし、185円台の攻防へシフトした。

年初来からの円相場の動向を確認すると、対主要国通貨で円安が進行している。

円相場の動向:年初来

円相場の動向:年初来 ブルームバーグの為替データで作成

146円台の攻防が視野に入るドル円

円安の進行にサポートされ、ドル円(USD/JPY)は145円台の攻防へシフトしている。

本日も上値をトライする場合は、IG為替レポートで何度か取り上げている146.00レベル、テクニカルの面では半値戻しの水準146.08レベルの上方ブレイクが焦点となろう。

ドル円が146円台へしっかりと上昇する場合は、さらなる上値トライのシグナルと想定しておきたい。このケースでは、昨年12月11日の高値146.59レベルのトライおよび上方ブレイクが次の焦点となろう。

ドル円がこのチャートポイント(146.59レベル)をも難なく突破する場合は、147円そしてフィボナッチ・リトレースメント61.8%の水準147.45レベルを視野に上昇幅拡大の可能性が出てくる。

ドル円のチャート:日足 23年11月以降

ドル円のチャート:日足 23年11月以降 TradingViewが提供するチャートで作成


日足のストキャスティクスは、短期的な相場の過熱感(買われすぎ)を示唆する状況にある(上のチャート、赤矢印を参照)。

この状況で今日の12月米消費者物価指数(CPI)が米ドル安の要因となれば、ドル円の反落を想定しておきたい。

ドル円が下値をトライする場合は、145円台の維持が焦点となろう。この水準がサポートポイントへ転換する場合は、地合いの強さを市場参加者に印象付けよう。

しかし、現在の国内債券市場では、日銀の早期政策転換の観測が後退していることで長期金利が低下の基調にある。

一方、米債市場では利回りが下げ止まる状況にあり、日米利回り格差は拡大しやすい状況にある。

ゆえに、今日の12月米CPIで米ドル安の圧力が高まっても円安の圧力に相殺され、ドル円の下落幅は限定的となることが予想される。

今日以降、ドル円が145円を下方ブレイクしても、現時点ではサポートラインとして意識され始めている200日線(今日現在143.52レベル、上のチャートを参照)のレベルで反発する展開を想定しておきたい。


160円台の攻防が視野に入るユーロ円

シュナーベル欧州中央銀行(ECB)理事は昨日、現段階で利下げの協議は早過ぎるとの見解を示した。この発言がユーロ買いの一因なり、昨日の外為市場では対主要国通貨でユーロが上昇した。

昨日の円相場の動向を確認すると、ユーロ高と円安が重なったことで、日本円は対ユーロで最も下落した(円安が進行した)。

円相場の動向:1月10日

円相場の動向:1月10日 ブルームバーグの為替データで作成


日足チャートで昨日のユーロ円(EUR/JPY)の動向を確認すると、大陽線で一気に節目の160円を視野に入れる展開となっている。

そしてテクニカルの面でユーロ円は、ドル円(USD/JPY)と似たような状況にある。

具体的には、200日線(今日現在155.63レベル)でサポートされ上昇幅が拡大。上値の水準として意識されるムードがあった半値戻しの水準158.72レベルや159.00レベルを大陽線で一気に上方ブレイクすると、フィボナッチ・リトレースメント61.8%の水準160.04レベルを視野に入れる展開となっている。

日足のストキャスティクスもドル円と同じく短期的な相場の過熱感(買われすぎ)を示唆する状況にある(下のチャート、赤矢印を参照)。

上で述べたとおり、今日の12月米CPIが米ドル安の要因となる場合は、ドル円の下落に追随しユーロ円でも調整の反落を想定しておきたい。

しかし、円安が進行している状況やユーロドル(EUR/USD)が1.09台で下げ止まっていることも考えるならば、ユーロ円が下値をトライしても下落幅は限定的となることが予想される。

ユーロ円の反落局面では、159.00レベルまたは158.70レベルがサポートポイントへ転換するかどうか?この点が目先の下値の焦点となろう(下のチャートを参照)。

ユーロ円のチャート:日足 23年11月以降

ユーロ円のチャート:日足 23年11月以降 TradingViewが提供するチャートで作成

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