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止まらない米ドル高 / ドル円の見通しとチャートポイント

現在の外為市場では、米ドル高一強のムードが漂っている。米ドル高にサポートされドル円は149円台へと上昇。今後の上昇局面では、政府・日銀の動向を常に注視する必要があろう。今日の見通しは?注目のチャートポイントは?詳細はIG為替レポートをご覧ください。

出所:ブルームバーグ 出所:ブルームバーグ

サマリー

・米長期金利は上昇基調を維持、外為市場は米ドル一強の状況に
・ドル円は149円台へ上昇、次の焦点は節目の150.00のトライ
・ドル円の上昇局面では、国内サイドの動きを常に警戒する必要があろう
・ドル円が下落する場合のサポート水準について


米ドル高の進行が続き、一強ムードの状況に

26日の米債市場では、10年債利回り(長期金利)が4.562%と、2007年10月以来の水準まで上昇した。

この動きに追随し、外為市場では米ドル高のトレンドがさらに進行している。米ドル相場のトレンドを示すドルインデックス(DXY)の動向を確認すると、昨日は3月8日の高値105.88レベルでサポートされ、高値106.26レベルまで上昇する局面が見られた。

ドルインデックスの106.26レベルの上方ブレイク、そして反落の局面で105.88レベルがサポートの水準として意識され続ける場合、米ドル高がさらに進行する展開を想定しておきたい。

ドルインデックスのチャート:日足 年初来

ドルインデックスのチャート:日足 年初来 TradingView提供のチャートで作成


また昨日は、日米を含め世界の主要な株価指数が下落した。

リスク回避の相場では、円やスイスフランの買い需要が高まりやすい。しかし、昨日の米ドル相場の通貨別パフォーマンスを確認すると、これら通貨に対して米ドル高優勢の展開となった。

安全資産としての妙味がある米国債は、下落トレンド(金利が上昇トレンド)にある。さらに国際商品市況では、金価格が下落基調にある。

つまり現在のグローバル市場は、リスク回避の局面で米ドル一強の状況にある。

米ドル相場の動向:9月26日

米ドル相場の動向:9月26日 ブルームバーグの為替データをもとに作成 / DXY:ドルインデックス

ドル円、今日の見通しとチャートポイント

150.00レベルのトライと国内サイドの動き
米金利の上昇基調とリスク回避相場(世界的な株安)による米ドル買いにサポートされ、ドル円(USD/JPY)は昨日、149円台へと上昇した。

通貨オプション市場のリスクリバーサルの動向を確認すると、1ヶ月のそれはドル・コールへ向かう動きが後退している。一方、3ヶ月のそれはジワリとドル・プットへ傾くムードにある。

これらが政府・日銀による円買い介入を意識している動きかどうかは不明だが、節目の150.00トライを視野に入れる展開となっていることを考えるならば、ドル円のさらなる上昇局面では、国内サイドの動向をより注視する必要があろう。

ドル円とリスクリバーサルのチャート:日足 23年5月以降

ドル円とリスクリバーサルのチャート:日足 23年5月以降 ブルームバーグのデータをもとに作成


下落局面でのチャートポイント:円買い介入のケース
今日もドル円(USD/JPY)が上値をトライする場合は、昨日の高値149.18レベルの上方ブレイクが焦点となろう。これを達成する場合は149.50レベル、そして昨年10月24日の高値149.71レベルのトライが焦点となろう。

しかし、ドル円が一気に149円後半の水準へ上昇する場合は、ボラティリティの平準化を理由に円買い介入が実施される可能性を意識しておきたい。

実際に円買い介入が実施される場合は、147円ミドルの水準で推移している21日線を一気に下方ブレイクし、9月11日の下落をサポートした146.00レベルまたは145.27レベルで推移している50日線まで瞬間的に円高が進行する可能性がある。

後者の展開となる場合は、145.00レベルの “サポート転換” の確認が焦点となろう。

ドル円のチャート:日足 23年3月以降

ドル円のチャート:日足 23年3月以降 TradingView提供のチャートで作成


148.00円台の維持
一方、円買い介入以外の理由でドル円(USD/JPY)が下落する場合は、148円台の維持が焦点となろう。

ドル円が148.00レベルを目指すシグナルとして、直近高安のフィボナッチ・リトレースメントの各水準の攻防に注目したい(下の1時間足チャートを参照)。

23.6%の水準148.74レベルは、サポートポイントとして意識された経緯がある。38.2%の水準148.47レベルの攻防では、“サポート転換”の確認が焦点となろう。半値戻しの水準148.25レベルは、23.6%の水準と同様に相場をサポートした経緯がある。

そして61.8%の水準は148.00レベルにあたる。テクニカルの面でも148.00レベルを重要なサポートの水準と想定しておきたい。

ドル円が148円を下方ブレイクする場合は、21日線(今日現在、147.49レベル)のトライおよび維持が焦点として浮上しよう。

ドル円のチャート:1時間足 9月21日以降

ドル円のチャート:1時間足 9月21日以降 TradingView提供のチャートで作成

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