東芝が反落、東芝メモリの四日市工場で停電
・電力回復も生産ライン復旧作業続く
・上場への影響懸念
21日の株式市場で東証2部上場の東芝<6502>が反落。半導体大手、東芝メモリの主力拠点である四日市工場で15日に停電が発生し、一部の生産ラインが停止していることが明らかになり、供給体制への影響が懸念された。
東芝メモリの親会社で持ち株会社の東芝メモリホールディングス(HD)に東芝は40%出資しており、東芝の業績にも悪影響を及ぼしかねないとの見方がある。
東芝の前場終値は前日比50円(1.51%)安の3260円。一時、60円(1.81%)安の3250円を付けた。
四日市工場は東芝メモリが米ウエスタンデジタル(WD)と共同で運営しており、世界のNAND型フラッシュメモリーの4割を生産している。
停電は15日夕方に発生した。電力はすでに回復しているが、生産ラインは現在も復旧作業が行われている。半導体工場は一度生産が停止すると、再稼働後に品質を安定させるのに数日から数週間を要するという。
東芝メモリは年内の上場を目指している、しかし、19年1~3月期連結決算(国際会計基準)は営業損益が284億円の赤字(18年10~12月期は540億円の黒字)となり、停電の影響で業績が一段と深刻化すれば計画見直しを余儀なくされる可能性がある。
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