ドル円の見通しとチャートポイント
米債市場では30年債の金利までが4%へ到達するなど、利回りの上昇トレンドが続いている。米金利との連動性が高いドル円は新たなレジスタンスの水準を探る展開が続くだろう。今日は2月の米ISM非製造業景気指数が発表された後の動きに注目したい。注目のチャートポイントは?詳細はIG為替レポートをご覧ください。
※米ドル相場(ドルインデックス)の見通しについてはこちらのレポートを参照
※ユーロドルの見通しについてはこちらのレポートを参照
ドル円の見通しとチャートポイント
上昇の局面では200日MAの突破が焦点に
冒頭で述べたとおり、米金利は上昇トレンドを維持している。
米金利と高い相関関係を維持するドル円(USDJPY)は、引き続き新たなレジスタンスの水準を探る状況が続くだろう。
今日のドル円は、2月ISM非製造業景気指数が発表された後の動きに注目したい。上で述べたとおり “強い” 経済指標は米金利の上昇要因である。ゆえに、2月ISM非製造業景気指数が予想以上の強さを見せれば、ドル円は上値を目指す展開を予想する。
上のケースでの焦点は、200日MAのトライおよびブレイクである。今日現在、この移動平均線は137.33レベルで推移している(下の日足チャートを参照)。
ドル円が200日MAを完全に突破する場合は、昨年12月に “レジスタンス転換” が確認されている138.00レベルを視野に上昇幅の拡大を予想する(日足チャートの”青ボックス”を参照)。
反落の局面では10日MAと135.00の維持が焦点に
一方、さえない経済指標が確認される場合は、ドル円(USDJPY)の反落を想定しておきたい。このケースでは、135.75レベルまで上昇している10日MAの攻防に注目したい。この移動平均線は2月に入り、サポートラインとして相場を下支えしている。
ドル円が10日MAを完全に下方ブレイクする場合は、135.00をトライするシグナルと想定しておきたい。
ドル円のチャート
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