【ドル円】今週の展望と注目のチャートポイント
今週の米債市場は、パウエル証言と雇用関連の経済指標で上下に大きく振れることが予想される。よって今週のドル円は、ボラティリティの拡大を警戒したい。注目のチャートポイントは？詳細はIG為替レポートをご覧ください。
※今週の外為市場の展望についてはこちらのレポートご覧ください。
※今週のユーロドルの展望についてはこちらのレポートご覧ください。
ドル円の展望と上下のテクニカルポイント
今週の米債市場（利回り）は、パウエル証言と雇用関連の経済指標で上下に大きく振れる展開が予想される。米金利の動きに連動するドル円（USDJPY）も上下どちらかに大きく振れる状況を想定しておきたい。
アメリカの重要イベントを受けて米金利が上昇する場合、注目すべきは200日MA（137.36レベル）の突破である。先週のドル円は、この移動平均線の手前で上昇が止められた。先週3日の陰線は、200日MA付近での売りの強さを示唆している。ゆえに、ドル円がこの移動平均線を突破する場合は、IG為替レポートで何度も取り上げている138.00の水準を視野に上昇幅の拡大を想定しておきたい。
一方、アメリカの重要イベントを受けて米金利が低下する場合は、ドル円の下落を想定しておきたい。このケースでは、サポートラインとして意識されている10日MA（135.83レベル）と135円台の維持が目先の焦点となろう。
しかし、ドル円があっさりと134円台へ下落する場合は、21日MA（134.21レベル）の攻防となるか？この点が焦点として浮上しよう。なお21日MAの攻防は、134円台維持の攻防でもある。
ドル円のチャート
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