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今週のユーロドルの展望について

下落トレンドにあるユーロドルだが、今週は調整の反発局面が見られると予想する。ユーロの買戻し局面で注目しておきたいテクニカルポイントは?一方、1.05を目指すシグナルとは?詳細はIG為替レポートをご覧ください。

出所:ブルームバーグ 出所:ブルームバーグ

※今週の注目材料とドル円の展望についてはこちらのレポートを参照してください。
※次回のIG為替レポートは、2月27日(月)に配信いたします。


ユーロドルの展望とチャートポイント

調整の反発

今週のユーロドル(EURUSD)は下落トレンドを意識しながらも、調整の反発を警戒しておきたい。

直近のトレンドを日足チャートで確認すると、先週はIG為替レポートで何度も指摘してきた ”1.0650レベル” での底堅さを確認する相場となった。先週17日の日足ローソク足で長い下ヒゲが示現していること、ゼロラインを視野にモメンタムが急速に反転している状況も考えるならば、ユーロドルは一度上値を試す展開(調整の反発)が予想される。

だが、米金利は上昇基調を維持している。1月PCEデフレーターをはじめとした今週の経済指標が米金利の上昇要因、または高止まり要因となる可能性を考えるならば、50日MA(今日現在1.0727レベル)の “レジスタンス転換” が鮮明となる可能性があろう。この状況が確認される場合は、地合いの弱さを市場参加者に印象付けよう。

ユーロドルが50日MAの突破に成功しても、21日MA(今日現在1.0790レベル)や ”レジスタンス転換” が確認された​​​​​1.08レベルを完全に突破しない限り、1.0650割れの展開を意識する状況が続くと予想する。

1.05トライのシグナル

ユーロドルが1.05レベルをトライするシグナルとして注目したいのが、1.0650を下抜けした後の “レジスタンス転換” と75日MAのブレイクである。これらが確認される場合、ユーロドルの1.05トライを強く意識したい。

ユーロドルのチャート

ユーロドルのチャート チャート:TradingView / 日足(22年12月~)

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