商社銘柄が記録高 キヤノンも上昇
日経平均株価が33年ぶりの高値を更新する中、日本の5大商社銘柄は上場以来の最高値を記録した。
5大商社が株価最高値を更新
一昔前、投資家にとって商社は堅苦しいと思われていたかもしれないが、その見方は変わりつつあるようだ。2020年にウォーレン・バフェット氏が率いるバークシャー・ハサウェイ(BRK.A)は日本の5大商社すべてに投資を行い、2022年にはその保有比率を高めた。2023年4月11日に、同社は商社への出資比率を7.4%までさらに高めたと発表した。
投資対象となった商社は、伊藤忠商事(8001)、丸紅(8002)、三菱商事(8058)、三井物産(8031)、住友商事(8053)の5社だ。29日の5社の株価はそれぞれ3.2〜4%上昇し、5社すべてで最高値更新となった。年初来では約19〜40%の株価上昇となっている。
上記の商社は主に輸入・輸出に重きを置き、エネルギーや鉱業から食品、自動車、ヘルスケアに至るまで多様なビジネスを手掛けている。例えば、三井物産の事業は金属資源セグメント、エネルギーセグメント、機械・インフラセグメント、化学品セグメント、鉄鋼製品セグメント、生活産業セグメント、次世代・機能推進セグメントに分けられている。
日本経済新聞は19日、丸紅と住友商事が英国における洋上風力発電に約3兆円を投資することを報じた。中国の経済再開も商社各社にとって追い風になると見られている。
キヤノンが最高値を記録、日銀は評価損を発表
キヤノンはオフィス機器やイメージング機器、医療機器、産業機器を製造している。日本経済新聞は27日の朝刊で、「キヤノンがレアメタルを使わない有機ELパネル素材を開発した」と報じた。29日、同社の株価は52週高となる3,550円まで上昇し、2018年10月以来の高値を記録した。株価は年初来で22.5%上昇している。
日銀は2022年度決算を29日に発表した。保有する国債の残高は581兆7206億円と、過去最大を記録した。ただ、保有国債の時価は581兆5635億円となり、1571億円の評価損となった。通常、日銀は償還まで国債を保有するため、直近の影響はない。
30日の日経平均株価は0.3%高の31,328円で取引を終えた。
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