Zoom株、急落場面でキャシー・ウッド氏のアークが取得 9500万ドル相当
ビデオ会議「Zoom」を運営する米ズーム・ビデオ・コミュニケーションズの株価が2日に急落した。一方、安値を拾う格好で、キャシー・ウッド氏率いる米資産運用会社アーク・インベストメント・マネジメントが同日、ズーム株9500万ドル相当を買い増したことが伝わった。
ビデオ会議「Zoom」を運営する米ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ<ZM>の株価が2日に急落した。一方、安値を拾う格好で、キャシー・ウッド氏率いる米資産運用会社アーク・インベストメント・マネジメントが同日、ズーム株9500万ドル相当を買い増したことが伝わった。
2日の米株式市場でズームは36.87ドル(9.0%)安の372.79ドルで取引を終えた。
米CNBCは2日の取引終了後、アークが同日、ズーム株9500万ドル相当を買い増したと伝えた。アークは顧客に電子メールを介して株式の売買を開示している。ズームは時間外取引で一時、終値を2%超上回る水準で取引された。
2日のズーム株の急落は、コロナ禍後の成長に対して市場が懸念を表明したことが背景にある。大幅な増収増益となった2020年11月~21年1月期決算について、JPモルガンは「有終の美」になるかもしれないとの見方を示す。同社の売上高の37%を占める従業員10人以下の小口顧客について、コロナ禍後に解約率が高まるリスクがあると指摘。目標株価を450ドルから456ドルに小幅に引き上げた一方、投資判断は「中立」で据え置いた。シティも「中立」の判断で調査を開始している。
ウッド氏は、ハイテク株の最近の下落は懸念していないとし、それよりもむしろ優良銘柄を安く仕入れる機会として歓迎していると米メディアに語っている。
アークは最近、テスラ<TSLA>やパランティア・テクノロジーズ<PLTR>なども銘柄も株価の下落場面で積極的に買いを入れて話題になった。
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