豪ドル、今年後半0.80米ドルに浮上へ 鉄鉱石高が支援—調査
外国為替市場で豪ドルの対米ドル相場の堅調が目立つ。鉄鉱石や銅などの商品相場が上昇していることが背景にある。ウエストパック銀行は豪ドルが今年後半に0.80米ドルへと浮上すると見込んでいる。
外国為替市場でオーストラリアドルの対米ドル相場の堅調が目立つ。鉄鉱石や銅などの商品相場が上昇していることが背景にある。金融大手のウエストパック銀行は豪ドルが今年後半に0.80米ドルへと浮上すると見込んでいる。
日本時間28日午後、豪ドルは0.77米ドル台で推移している。27日未明に0.7815米ドル付近まで上昇する場面があった。
豪ドルの対円相場は84円台前半から半ばで取引されている。
豪紙フィナンシャル・レビューは27日、商品相場の動きに支援される形で豪ドルは0.78米ドル水準を回復したとのウエストパック銀のストラテジストの話を伝えた。
消費や雇用に関連する力強い指標が多数発表されている一方、オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)はインフレ圧力が生じるまで利上げを検討しない姿勢を維持しており、金利から支援を得られない豪ドルは高騰する商品の動向に一段と依存するようになっているという。
米ドルが強かった間、鉄鉱石の上昇が緩衝材となり、豪ドルへの影響を和らげたとストラテジストは指摘。鉄鉱石のみならず、他の金属も上昇しているとし、豪ドルが今年後半に0.80米ドルに達するとの目標を同銀は維持するとした。
中銀は6日の理事会で政策金利のオフィシャルキャッシュレートを過去最低の0.10%に据え置き、少なくとも2024年まで超緩和的な政策を維持する方針を示した。
鉄鉱石が最高値
米調査会社S&Pグローバル・プラッツが算出する鉄鉱石の国際価格指数は27日に1ドライメトリックトン(DMT)=193.85ドルを付け、最高値を更新した。中国の製鉄向け需要などが背景にある。
銅は同日、国際価格の指標であるロンドン金属取引所(LME)の3カ月先物が1トン=9855.50ドルで終了した。一時、9965ドルまで上昇し、11年3月以来の高値を付けた。
本レポートはお客様への情報提供を目的としてのみ作成されたもので、当社の提供する金融商品・サービスその他の取引の勧誘を目的とした ものではありません。本レポートに掲載された内容は当社の見解や予測を示すものでは無く、当社はその正確性、安全性を保証するものではありません。また、掲載された価格、 数値、予測等の内容は予告なしに変更されることがあります。投資商品の選択、その他投資判断の最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたしま す。本レポートの記載内容を原因とするお客様の直接あるいは間接的損失および損害については、当社は一切の責任を負うものではありません。 無断で複製、配布等の著作権法上の禁止行為に当たるご使用はご遠慮ください。
IG証券のFXトレード
- 英国No.1 FXプロバイダー*
- 約100種類の通貨ペアをご用意
* 英国内でのCFDまたはレバレッジ・デリバティブ取引(英国でのみ提供)での取引実績において、FX各社をメイン口座、セカンダリー口座として使用している顧客の割合でIGがトップ(Investment Trends UKレバレッジ取引レポート 2022年6月)
リアルタイムレート
- FX
- 株式CFD
- 株価指数CFD
※上記レートは参考レートであり、取引が保証されるものではありません。株式のレートは少なくとも15分遅れとなっております。