テスラ株、1000ドルに上昇も パラダイムシフト起こる可能性—調査
テスラの株価は1000ドルまで上昇する可能性がある。21年1~3月期のEV販売台数が四半期ベースで過去最多となり「パラダイムシフト」が起こるとウェドブッシュが予想した。
電気自動車(EV)大手の米テスラ<TSLA>の株価は1000ドルまで上昇する可能性がある。2021年1~3月期のEV販売台数が四半期ベースで過去最多となり「パラダイムシフト」が起こるとウェドブッシュが予想した。
テスラが2日発表した1~3月期のEVの世界販売台数は前年同期比2.1倍の18万4800台。市場予想は17万台前後だった。
1~3月期は中国で生産を始めたSUV(多目的スポーツ車)「モデルY」が好調だった。モデルYと主力セダン「モデル3」の販売台数は合計で前年同期比2.4倍の18万2780台となった。一方、1~3月期に生産を行わなかった高級セダン「モデルS」と高級SUV「モデルX」の販売は83%減の2020台にとどまった。
1~3月期のEV生産台数は18万338台だった。
ウェドブッシュのアナリスト、ダン・アイブス氏は4日付の調査リポートで、テスラを「ベスト・アイデア」リストに加えたとし、基本シナリオにおける目標株価を従来の950ドルから1000ドルに引き上げた。強気シナリオにおける目標は1350ドルとしている。
さらに投資判断を「ホールド(中立)」から「アウトパフォーム(買い)」に引き上げた。
世界的なグリーン化の流れの中で「モデル3」と「モデルY」に対する需要が累積していると同氏は指摘。自動車セクターの半導体不足やさまざまなサプライチェーンの問題にもかかわらず、テスラの年間販売台数は85万台を超える可能性があるアイブス氏はみている。ストレッチ目標は90万台という。
さらにテスラの収益性とフリーキャッシュフロー(FCF)プロファイルは今後3~4年で大幅に向上する可能性があるとし、通年の1株あたり利益(EPS)は26年までに20ドルに達するとの見通しを示した。
米株式市場でEVセクター、およびテスラは今年に入り、大きな圧力にさらされてきたが、ウォール街では潮目は変化していると同氏は指摘した。
テスラは1月25日に900.40ドルの上場来高値を付けた後、大幅に下げている。1日は661.75ドルで取引を終えた。
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