アップル、10~12月期業績は過去最高に モルガンが決算前の買い推奨
米アップルの20年10~12月期の業績が過去最高になる可能性がある。モルガン・スタンレーが予想した。目標株価を引き上げ、27日の決算発表前の買いを推奨した。
米アップル<AAPL>の2020年10~12月期の業績が過去最高になる可能性がある。モルガン・スタンレーが予想した。目標株価を引き上げ、27日の決算発表前の買いを推奨した。
21日の米株式市場でアップルは前日比4.84ドル(3.67%)高の136.87ドルと終値で上場来高値を更新した。一時、139.67ドルまで買われ、取引時間中の最高値も更新している。
モルガン・スタンレーは21日付のリポートで、アップルの目標株価を144ドルから152ドルに引き上げた。5G対応型スマートフォン「iPhone 12」の導入、在宅勤務・学習の普及、アプリストア「App Store」の需要の継続を強みとし、10~12月期は製品とサービス全体で業績は好調との調査結果を得たという。投資判断は「オーバーウェート(買い)」で継続した。
モルガンは、アップルの10~12月期は売上高と利益がともに過去最高になると見込んでいるとし、決算発表の前に買っておくことを推奨するとした。アップルのすべてのセグメントで売上高は2ケタ増が見込まれるとし、とりわけ「iPhone」、PC「Mac」、およびサービスは市場予想を上回る可能性があるとしている。
10~12月期の売上高については前年同期比18%増の1082億ドル、1株あたり利益は1.5ドルを見込んでいる。これに対し、市場予想の平均はそれぞれ1026億ドルと1.4ドル。
アップルは10~12月期業績の自社予想を発表していない。
モルガンは、過去数カ月間のハイテク株からバリュー株へのシフトにより、10~12月期にかけて買いが抑制されていたとし、このため決算発表後は力強いフォロースルーの買いが入る可能性があるとの見方を示した。
iPhoneの勢いは21年も継続へ
iPhone 12ついては、過去5年間のiPhoneの中で発売時の勢いは最も強いと指摘。このため10~12月期のiPhoneの販売台数は7800万台、平均販売価格は825ドル、売上高は前年同期比14%増の639億ドルになったと予想した。iPhone 12の上位機種「iPhone 12 Pro」の好調が平均販売価格を押し上げたという。
また、台湾サプライヤーの業績が好調であることから、iPhoneの勢いは21年に入っても継続すると分析している。
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